タグ:鄒敬園(ゾウ・ジンユアン/スウ・ケイエン)選手(中国)

2022(2023)杭州アジア競技大会・種目別決勝つり輪、鄒敬園(ゾウ・ジンユェン)選手(中国)の演技です。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ヤン・ミンヨン(後転上水平支持)
後方伸腕伸身逆上がり上水平支持
E
2背面水平懸垂A
3

背面水平懸垂から引き上げ中水平支持
後ろ振り上がり十字倒立が難度不認定
F

4屈身ヤマワキ:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサンD
5ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
6後ろ振り上がり中水平支持
E
7
後ろ振り上がり上水平支持D
8ナカヤマ十字懸垂:背面水平懸垂経過十字懸垂D
9後ろ振り上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(かかえ込み新月面宙返り下り) E
Dスコア:6.0(F1 E3 D3 C2 A1)
Eスコア:8.200
得点:14.200
パリ五輪へ向けた6.5の構成に挑戦したのことですが、後ろ振り上がり十字倒立が静止できずに難度不認定となりました。
問題は2番目に実施した「背面水平懸垂から引き上げ中水平支持」です。
この技は「背面水平懸垂(2秒静止)」の時点でA難度が発生しグループⅡの技として認定されます。
したがってグループⅡとⅢの力技の連続は3回までというルールに抵触します。
つまり「後ろ振り上がり十字倒立」は4連続目の力技ということになり、成功しても失敗しても難度は認められないということになります。
同じ中国の蘭星宇(ラン・シンイー)選手も同じ技を実施していて、しっかりと「ジョナサン(屈身ヤマワキ)」で力技の連続を切っているため、中国の首脳陣がこのルールを知らないわけはないので、なぜこの構成を試したのか正直よくわかりません。

鄒敬園選手は2023中国選手権の団体決勝のあん馬で6.5を実施し、今回のつり輪でも6.5を組む可能性を示唆していることが判明し、パリ五輪までにこの2種目のDスコアアップは確実と言っていいと思います。
パリ五輪の種目別決勝では平行棒だけでなくあん馬とつり輪でも金メダルを狙いに行くプランがあるのかも知れません。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022(2023)杭州アジア競技大会・個人予選兼団体決勝、鄒敬園(ゾウ・ジンユェン)選手(中国)のつり輪と平行棒の演技です。

■つり輪

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり十字倒立
E
2ゾウ・ジンユェン:ボロビオフ脚上挙十字懸垂
十字倒立からゆっくり下ろして逆懸垂経過伸腕伸身逆上がり脚上挙十字懸垂
E
3後ろ振り上がり上水平支持D
4屈身ヤマワキ:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサンD
5ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
6後ろ振り上がり中水平支持
E
7
ホンマ十字懸垂:肩が輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂D
8十字懸垂から伸腕伸身引き上げ中水平支持E
9後ろ振り上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(かかえ込み新月面宙返り下り) E
Dスコア:6.3(E5 D3 C2)
Eスコア:8.500
得点:14.800

■平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
3後方車輪倒立:ケンモツC
4
棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:6.5(E6 D3 C1)
Eスコア:9.466
得点:15.966
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023ユニバーシティゲームズ、鄒敬園(ゾウ・ジンユェン)選手(中国)の演技まとめです。続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022(2023)杭州アジア競技大会の中国代表を見てみるという記事です。
アジア大会の代表は以下の通りです。

張博恒(ジャン・ボーホン)選手
鄒敬園(ゾウ・ジンユェン)選手
肖若騰(シャオ・ルオトン)選手
蘭星宇(ラン・シンイー)選手
林超攀(リン・チャオパン)選手

中国ファンとしては肖若騰選手の代表復帰がとてもうれしく、アジア大会での活躍に期待しています。
林超攀選手の選出には驚きましたが、どんな演技を見せてくれるのか楽しみです。

選手名/種目ゆかあん馬つり輪跳馬平行棒鉄棒
張博恒6.16.0、6.16.0、6.2、6.35.66.46.4
鄒敬園
6.06.3、6.4
6.5、6.9
肖若騰5.9、6.15.85.95.66.15.9
蘭星宇5.55.7、5.96.45.66.14.6
林超攀6.0


6.16.3
合計Dスコア18.017.918.916.819.018.6
18演技の合計Dスコア:109.2
続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

鄒敬園(ゾウ・ジンユェン)選手(中国)のあん馬の最新の練習映像です。
動画は早送りになっているので速度調整で0.5にするとちょうどいい速さで見られると思います。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1正交差(セア)倒立
正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
D
2両ポメル上での横向き旋回A
3E難度のフロップ:1ポメル上で4フロップ
シュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→シュテクリB
E
4
横向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で):(横向きシュピンデル)D
5ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動D
6馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
7マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
D
8シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
91ポメル上での縦向き旋回(縦縦ループ):(縦向き旋回前移動1/3部分)B
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立5/4(450°)ひねり3/3部分移動下りE
Dスコア:5.7(E2 D6 B1 A1)
逆交差倒立(C難度)を抜いて、ロス(D難度)を加えて、横向きシュピンデル(D難度)を復活させた構成です。
E難度のフロップの構成やマジャール移動での手のつき方が変わっています。
A難度が入った5.7の構成ですが、団体戦で演技するとしたらここにD難度のコンバインを加えた6.0の構成が一番現実的でしょうか。
鄒敬園選手はブスナリ(F難度)、G難度のコンバイン、ウ・グォニアン(E難度)などの技も実施出来るので、パリまでにさらにDスコアを上げてくる可能性があります。

中国のトップクラスの選手たちはあん馬で積極的にE難度の下り技を実施しており、さらなるDスコアアップを国レベルで進めている印象があります。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023中国選手権・鄒敬園(ゾウ・ジンユェン)選手(中国)の演技まとめです。

■予選:平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
3後方車輪倒立:ケンモツC
4
棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:6.5(E6 D3 C1)
Eスコア:9.450
得点:15.950

■団体決勝
あん馬

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1E難度のコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)360°転向
横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)360°転向
E
2横向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で):(横向きシュピンデル)D
3トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
4
1ポメル上での縦向き旋回(縦縦ループ):(縦向き旋回前移動1/3部分)
ブスナリ
1ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立1回ひねり3/3部分移動下ろして開脚旋回
B
F
5
正交差(セア)倒立
正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
D
6E難度のフロップ:1ポメル上で4フロップ
横縦ループ→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
7馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
8マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立5/4(450°)ひねり3/3部分移動下りE
Dスコア:6.5(F1 E3 D6)
Eスコア:6.950
得点:13.450
「ブスナリ」やE難度の下り技などを取り入れた6.5の構成を披露しました。
EコンバインをGコンバインにする、ウ・グォニアンを取り入れるなどまだまだDスコアを上げることは出来そうなのでパリ五輪では種目別金メダルを狙いに行くのかも知れません。

平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ツォラキディス:(アームマクーツ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
G
2マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
3リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
4
後方車輪倒立:ケンモツ
棒下宙返り1/2ひねり倒立
C
E
5棒下宙返り単棒縦向き倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:6.9(G1 F1 E4 D4)
Eスコア:9.050
得点:15.950
D難度の「棒下宙返り単棒縦向き倒立」になってしまい「単棒ヒーリー」へ繋げられませんでしたが、ついに「シャルロ~単棒ヒーリー」を実戦投入するようです。
もし成功させられればDスコアは7.1になります。

■種目別決勝
あん馬:4位

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1正交差(セア)倒立
正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
D
2逆交差(セア)倒立
逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
C
3両ポメル上での横向き旋回A
4
E難度のフロップ:1ポメル上で4フロップ
横縦ループ→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
5D難度のコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
6馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
7マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
8シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
91ポメル上での縦向き旋回(縦縦ループ):(縦向き旋回前移動1/3部分)B
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立5/4(450°)ひねり3/3部分移動下りE
Dスコア:5.6(E2 D5 C1 B1 A1)
Eスコア:8.633
得点:14.233
団体決勝とは打って変わってDスコアを抑えた構成にしてきました。
余裕のある演技です。
団体戦で演技するとしたら6.1あたりで落ち着くのではないかと思います。

平行棒:1位

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
3後方車輪倒立:ケンモツC
4
棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:6.5(E6 D3 C1)
Eスコア:9.466
得点:15.966
団体決勝では7.1の構成に挑戦しましたが種目別決勝では6.5の構成でした。
実施はいつも通り素晴らしいです。
このエントリーをはてなブックマークに追加

鄒敬園(ゾウ・ジンユェン)選手(中国)のつり輪の「後方かかえ込み3回宙返り下り」、平行棒の「テン・ハイビン」「車輪ディアミドフ」の練習映像です。

・つり輪の「後方かかえ込み3回宙返り下り(G難度)」
・平行棒の「テン・ハイビン(F難度):棒下宙返り片腕支持1回ひねり倒立」
・平行棒の「車輪ディアミドフ(E難度):後方車輪から片腕支持1回ひねり倒立」

つり輪は「後方かかえ込み3回宙返り下り」で下りればDスコア6.5、平行棒は以下の構成で7.2の可能性があります。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ツォラキディス:(アームマクーツ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
G
2マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
3リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
4
後方車輪倒立:ケンモツ
棒下宙返り1/2ひねり倒立
C
E
5テン・ハイビン:棒下宙返り片腕支持1回ひねり倒立F
6車輪ディアミドフ:後方車輪から片腕支持1回ひねり倒立E
7ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
8バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:7.2(G1 F1 E7 D1)
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022リバプール世界選手権の鄒敬園(ゾウ・ジンユェン)選手(中国)の平行棒の演技を振り返ってみるという記事です。

■予選

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
3後方車輪倒立:ケンモツC
4
棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:6.5(E6 D3 C1)
Eスコア:9.200
得点:15.700
「棒下宙返り1/2ひねり倒立」のキレが戻っているように見えます。
まさかの「ティッペルト」の復活にはとても驚きました。

■団体決勝

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
3後方車輪倒立:ケンモツC
4
棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:6.5(E6 D3 C1)
Eスコア:9.266
得点:15.766
注目はリチャードの捌き方です。
予選では右腕の肘を曲げて体に近い位置で回している従来の実施でした。
この実施方法だとスピードが出すぎて制御が甘く右腕でバーを掴んだあともひねりが続いているように見えます。
しかし団体決勝からは右腕を伸ばした捌き方になり、ひねりのスピードが緩やかになりしっかりコントロールして良い位置でひねりが終わり倒立にはまっています。
鄒敬園選手の平行棒へのこだわり、より完璧な実施を目指す姿勢が見えるように思います。

■種目別決勝

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ツォラキディス:(アームマクーツ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
G
2マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
3リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
4
後方車輪倒立:ケンモツ
棒下宙返り1/2ひねり倒立
C
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:6.9(G1 F1 E4 D4)
Eスコア:9.266
得点:16.166
中国選手権の予選で2度落下のあった「ツォラキディス」を完璧に決めました。
2019年にティッペルトで落下して以来となるフル構成の6.9をまとめて金メダルに輝きました。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022中国選手権・予選、鄒敬園(ゾウ・ジンユアン/スウ・ケイエン)選手の平行棒とつり輪の演技です。

■平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1

前振り(腕支持)上がり
ツォラキディスで2度落下
A

2マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
3リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
4
後方車輪倒立:ケンモツ
C
5

棒下宙返り1/2ひねり倒立
後方車輪倒立:ケンモツの繰り返し
E

6棒下宙返り倒立D
7ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
8バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:6.2(E6 D2 C1 A1)
Eスコア:6.100
減点:0.2
得点:12.100
ツォラキディスで2度落下し下り技でも手をつくなど大過失を3回出すという前代未聞の演技となりました。
棒下宙返り1/2ひねり倒立も危うい実施でバランスを崩しかけて後方車輪倒立を挟むなど全体的にリズムが良くありません。

■つり輪

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり十字倒立
E
2ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂
D
3十字懸垂から伸腕伸身引き上げ中水平支持
E
4屈身ヤマワキ:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン
D
5ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
6後ろ振り上がり中水平支持E
7後ろ振り上がり上水平支持D
8後ろ振り上がり倒立C
9ほん転逆上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(かかえ込み新月面宙返り下り) E
Dスコア:6.1(E4 D3 C3)
Eスコア:8.700
得点:14.800
中国団体選手権では回避した「ほん転逆上がり倒立」を実施した6.1の構成です。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022中国団体選手権・(種目別)団体決勝、鄒敬園(ゾウ・ジンユアン/スウ・ケイエン)選手のつり輪と平行棒の演技です。
■平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1前振り(腕支持)上がり
A
2リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
3後方車輪倒立:ケンモツC
4
棒下宙返り1/2ひねり倒立E
5
棒下宙返り倒立
D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8伸腕屈身力倒立B
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りE
Dスコア:5.9(E5 D2 C1 B1 A1)
Eスコア:9.400
加点:0.2
得点:15.500
今年最初の演技ということで「ツォラキディス」や「マクーツ」を抜いた構成でした。
減点が厳格化されるであろう最初の「前振り(腕支持)上がり」はより大きく実施し、減点を少なくなるような捌き方をしています。

■つり輪

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり十字倒立
E
2ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂
D
3十字懸垂から伸腕伸身引き上げ中水平支持
E
4屈身ヤマワキ:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン
D
5ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
6後ろ振り上がり中水平支持E
7後ろ振り上がり上水平支持D
8後ろ振り上がり倒立C
9後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(かかえ込み新月面宙返り下り)E
10


Dスコア:5.8(E4 D3 C2)
Eスコア:8.650
得点:14.450
2018年以来の「後ろ振り上がり十字倒立」を実施しました。
「ホンマ十字懸垂」からの「十字懸垂から伸腕伸身引き上げ中水平支持」の持ち込みは変わらず素晴らしいです。
本来であれば「後ろ振り上がり倒立」の後に「ほん転逆上がり倒立」を実施するはずなので今年のつり輪は6.1でしょうか。
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ