カテゴリ:内村航平選手の種目別の演技構成。 > 全日本選手権

2006全日本選手権・種目別決勝ゆか、6位の内村航平選手の演技です。
得点の内訳は私の推測です。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1
ロンダート~後転とび~
リ・ジョンソン:後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり

G


2

ロンダート~
後方伸身宙返り1回半ひねり

C

3+前方伸身宙返り2回ひねりD0.1
4+前方伸身宙返り1回半ひねりC0.1
5
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2半回ひねり

D

6+前方伸身宙返り1回ひねりC0.1
7

+前方かかえ込み宙返り転C0.1
8Iフェドルチェンコ:下向き(ロシアン)1080°転向C

9

ロンダート~後転とび~
トーマス転:後ろとび1回半ひねり前方かかえ込み宙返り転

D


10

ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Aスコア:6.7(G1 D4 C5 CV:0.4)
Bスコア:7.950
減点:0.3
得点:14.350
2006年の内村さんは東洋高校3年生でした。
高校3年生の時点で「リ・ジョンソン」を実施出来ていたことには衝撃を受けました。
当時からトーマス転の実施が素晴らしいのは変わらないです。
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2021全日本種目別選手権決勝鉄棒、2位の内村航平選手の演技です。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1ブレットシュナイダー:コバチ2回ひねり
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり懸垂
H
2カッシーナ:伸身コールマン
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
3コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
E
4シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手
後方開脚浮腰回転倒立とび1回半ひねり片大逆手
D
5アドラー1回ひねり片逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
6ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
7エンドー:前方開脚浮腰回転倒立B
8アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.6(H1 G1 E2 D4 C1 B1)
Eスコア:8.500
得点:15.100
ブレットシュナイダー、カッシーナ、コールマンの実施のはいつも通り素晴らしいです。

しかし「アドラー1回ひねり片逆手倒立」で倒立が戻ってしまい0.5の減点、「アドラー1/2ひねり倒立」では倒立が反れるなど珍しいミスが出ましたが、着地はピタリと止めました。

米倉英信選手と170ポイントで並びましたがタイブレークの末に内村航平選手が2021東京五輪代表の切符を手に入れました。

内村航平選手は勝敗の要素は「運以外ない」とおっしゃっていましたが、私は明暗を分けたのは着地であり、内村航平選手の代名詞である着地で掴み取った五輪代表であって、これまでの弛まぬ練習の積み重ねが引き寄せた結果であり、決して運ではないと思います。

東京開催で日本のスーパースター内村航平選手が五輪代表になれたことをファンの一人として心の底からうれしく思います。

東京五輪では結果よりも内村航平選手と佐藤寛朗コーチが納得出来る演技を披露してもらいたいと願っています。
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2021全日本個人総合選手権決勝・種目別鉄棒、1位の内村航平選手の演技です。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1ブレットシュナイダー:コバチ2回ひねり
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり懸垂
H
2カッシーナ:伸身コールマン
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
3コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
E
4シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手
後方開脚浮腰回転倒立とび1回半ひねり片大逆手
D
5アドラー1回ひねり片逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
6〜ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
7エンドー:前方開脚浮腰回転倒立B
8アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.6(H1 G1 E2 D4 C1 B1)
Eスコア:8.866
得点:15.466
ブレットシュナイダーは試合では初となる身体の開き表現を見せた過去最高の実施を披露してくれました。
カッシーナ、コールマンの持つ位置も素晴らしく15.466の高得点をマークしました。
前演技者の前田楓丞選手が「ミヤチ(I):伸身ブレットシュナイダー」を決めるなど素晴らしい演技を見せて15.300を出したあとで、プレッシャーのかかる場面となりましたがこの局面で攻めたブレットシュナイダーの実施をやってくるあたりはさすがの内村航平選手と言うしか言葉がありません。

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2020全日本個人総合兼種目別選手権決勝、鉄棒1位の内村航平選手の演技です。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1ブレットシュナイダー:コバチ2回ひねり
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり懸垂
H
2カッシーナ:伸身コールマン
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
3コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
E
4シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手
後方開脚浮腰回転倒立とび1回半ひねり片大逆手
D
5アドラー1回ひねり片逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
6〜ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
7エンドー:前方開脚浮腰回転倒立B
8アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.6(H1 G1 E2 D4 C1 B1)
Eスコア:9.100
得点:15.700
6.6の構成で素晴らしい実施を続け、会場中が期待する中で素晴らしい着地、帰ってきた王者の着地を見せて拍手喝采の大盛り上がりとなる最高の演技を見せてくれました!
6.6の構成を安定して実施できるようになってきたこと会場練習で「カッシーナ+コールマン」を実施していたこと、インタビューで「難度を上げていく必要がある」と言っていたことからも来年からは「カッシーナ+コールマン」を実戦投入してくるのだと思います。
会場練習での「カッシーナ+コールマン」についてですが2014世界選手権・種目別決勝鉄棒や2014年の練習映像のように高さと余裕のある「コールマン」を実施していました。
2回実施し、2回とも落下していましたが調整という感じに見えました。
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2017全日本種目別選手権、内村航平選手の演技です。
内村航平選手はあん馬と鉄棒にエントリーしました。続きを読む
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2016全日本種目別選手権・種目別決勝鉄棒、1位の内村航平選手の演技です。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1カッシーナ(伸身コールマン)
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
2+コールマン:バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂F0.2
3シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手
後方開脚浮腰回転倒立とび1回半ひねり片大逆手
D
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
5+ゲイロード2:バーを越えながら、後方屈身2回宙返り1/2ひねり懸垂E0.1
6アドラー1回ひねり片逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
7ヤマワキ(伸身コスミック)
後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂
D
8エンドー:前方開脚浮腰回転倒立B
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)
E
Dスコア:7.2(G1 F1 E2 D4 C1 B1 CV:0.3)
Eスコア:8.500
得点:15.700
「カッシーナ(G)~コールマン(F)」の連続技、そして試合で初披露となる「ゲイロード2(E)」の実施とファンにはたまらない演技構成を見せてくれました。
「アドラー1回ひねり片逆手倒立(D)」で車輪が戻ってしまった以外は素晴らしい演技で見事1位になりました。
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2011全日本団体種目別選手権・種目別決勝、内村航平選手のゆかと鉄棒の演技です。
内村航平選手は2011全日本団体種目別選手権の種目別決勝でゆか、あん馬、鉄棒で3冠を達成しましたが、映像があるのがゆかと鉄棒なので紹介したいと思います。

■ゆか
 
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点

1

ロンダート~後転とび~
リ・ジョンソン:後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり

G


2

前方かかえ込み宙返り1回ひねり
C
3+前方伸身宙返り2回半ひねりE0.1
4
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

5+前方伸身宙返り2回ひねり
D0.2
6
ロンダート~
後方伸身宙返り1回半ひねり

C

7+ヴァン・ローン:前方かかえ込み宙返り1回ひねり転D0.1
8フェドルチェンコ:下向き(ロシアン)1080°転向
C
9
ロンダート~後転とび~
トーマス転:後ろび1回半ひねり前方かかえ込み宙返り転

D

10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:7.0(G1 E1 D5 C3 CV:0.4)+内規加点0.2
Eスコア:9.000
得点:16.200
「リ・ジョンソン(G)」、「前方かかえ込み宙返り1回ひねり(C)~前方伸身宙返り2回半ひねり(E)」、「後方伸身宙返り2回半ひねり(D)~前方伸身宙返り2回ひねり(D)」と詰めん込んだDスコア7.0の演技構成。
全体的に着地が動いてしまいましたが、しっかりまとめて来ました。

■鉄棒
 
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1カッシーナ(伸身コールマン)
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
2シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手
後方開脚浮腰回転倒立とび1回半ひねり片大逆手
D
3アドラー1/2ひねり倒立
前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立
D
4+伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂
D0.2
5アドラー1回ひねり両逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
6+ヤマワキ(伸身コスミック)
後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂
D0.2
7エンドー1回ひねり大逆手:前方開脚浮腰回転倒立1回ひねり大逆手D


8コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
F
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)
C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:7.5(G1 F1 E1 D5 C2 CV:0.4)+内規加点0.2
Eスコア:9.050
得点:16.750
2011世界選手権の種目別決勝で実施したDスコア7.3よりさらに上げた7.5の演技構成。
「アドラー1回ひねり」を片逆手(D)から両逆手(E)にして0.1、「エンドー1回ひねり大逆手(D)」を実施して0.1上げており、完成度の高さは変わらず着地までしっかり止めて完璧な演技を見せました。
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2010全日本団体種目別選手権、内村航平選手の「ローチェ」、「ドラグレスク」、「伸身ユルチェンコ3回ひねり」です。

■2010全日本団体種目別選手権・予選での「ローチェ」

ローチェ(前転跳び前方かかえ込み2回宙返り)
Dスコア:6.8(内規加点で6.6+0.2)
Eスコア:9.450
得点:16.250
2010全日本団体種目別選手権・予選で実施しました。

■2010全日本団体種目別選手権・種目別決勝跳馬
 


1.ロンダートから後転とび後方伸身宙返り3回ひねり:伸身ユルチェンコ跳び3回ひねり
Dスコア:7.2(価値点7.0の跳躍に0.2の内規加点)
Eスコア:9.400
得点:16.600
2010年当時では「シライ/キム・ヒフン」の技名はついていないのでこの表記で書いています。


2.ドラグレスク(前転跳び前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり) 
Dスコア:7.4(内規加点で7.0+0.4)
Eスコア:9.575
得点:16.975 
決定点:16.787

2010全日本団体種目別選手権・種目別決勝跳馬では「伸身ユルチェンコ3回ひねり」と「ドラグレスク」を揃えて見事に優勝しました。
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2009全日本団体・種目別選手権、内村航平選手の映像が残っている種目の演技です。続きを読む
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2008全日本選手権個人総合予選兼種目別、内村航平選手のあん馬の演技です。

技順グループ

技と技の内容(通称など)難度
1正交差ひねり逆交差入れB
2正交差A
3Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
横横でシュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→横横でシュテクリB
E
4Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
5ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動E
6マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
7シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
8
縦向き旋回前移動1/3部分
1ポメル上での縦向き旋回(縦横ループ)
A
B
9dsB(ダイレクトシュテクリB)
両ポメル上での横向き正面支持から上向きで1/4正転向をし、
1ポメル上での縦向き背面支持を経て、下向きで1/4逆転向をして
最初の横向き支持とは反対向きで1ポメル上での横向き正面支持
B
10dsA(ダイレクトシュテクリA)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下りD
Aスコア:5.8(E2 D4 B3 A1)
Bスコア:8.950
得点:14.750
北京五輪と同じ5.8の構成をミスなく通して種目別2位の得点をマークしました。
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