2023パリWCC・種目別決勝あん馬、1位のマックス・ウィットロック選手(イギリス)の演技です。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1正交差(セア)倒立
正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
D
2G難度のコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)1080°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)1080°転向
G
3
あん部馬背下向き(ロシアン)1080°転向
E
4
E難度のフロップ:1ポメル上で4フロップ
縦縦ループ→縦横ループ→横から横でシュテクリB→横縦ループ
E
5ブスナリ
1ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立1回ひねり3/3部分移動下ろして開脚旋回
F
61回の旋回で横向き正面横移動(1馬端~2ポメルから4ポメル~5逆馬端)D
7ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動D
8ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動E
9馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
10DSA(ダイレクトシュテクリA)倒立5/4(450°)ひねり3/3部分移動下り
E
Dスコア:6.9(G1 F1 E4 D4)
Eスコア:8.550
得点:15.450
「開脚マジャール移動」と「ウルジカ2」を抜いて「あん部馬背下向き(ロシアン)1080°転向」と「1回の旋回で横向き正面横移動(1馬端~2ポメルから4ポメル~5逆馬端)」を取り入れた6.9の構成です。
ウィットロック選手は縦移動の技の角度減点が多いように見えていたので、世界最高クラスのDスコアを維持しつつEスコア対策をしてきてさすがだと思います。
相変わらずの化け物じみた体力は健在でこれだけの技を盛り込んだ構成にも関わらず疲れを見せずに淡々と演技を進めるウィットロック選手らしい体操が見られました。