カテゴリ: 2018アジア大会

2018アジア大会・種目別決勝跳馬、2連覇の石偉雄(シェク・ワイフン)選手(香港)と2位のキム・ハンソル選手(韓国)の演技です。

■1位:石偉雄(シェク・ワイフン)選手(香港)

1.ドラグレスク:前転跳び前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり(ローチェ1/2ひねり)
Dスコア:5.6
Eスコア:9.175
得点:14.775
2.ロペス:側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり(伸身カサマツ跳び)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:8.950
減点:0.1
得点:14.450
決定点:14.612
ドラグレスクは脚が閉じられた実施で素晴らしいと思います。
前回大会の映像はこちらから。

■2位:キム・ハンソル選手(韓国)

1.ヨー2:前転跳び前方伸身宙返り2回半ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:9.275
得点:14.875
2.ドリッグス:側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり(伸身カサマツ跳び)1回半ひねり
Dスコア:5.2
Eスコア:9.325
減点:0.3
得点:14.225
決定点:14.550
ドリッグスの減点0.3はおそらく「演技開始、または終了時にD1審判に合図・礼をしない」に抵触し、D1審判によって決定点から各々0.30減点されたのだと思います。
減点がなければドリッグスの得点が14.525、決定点が14.700になり石偉雄(シェク・ワイフン)選手を上回り金メダルになっていたので悔しい銀メダルとなりました。
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2018アジア大会・種目別決勝鉄棒、メダリストの演技です。

■1位:唐嘉鴻(タン・チアフン)選手(台湾)

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1ツォウ・リミン
前方車輪1回ひねり片手大逆手後ろ振り上がり1回ひねり片逆手倒立
C
2ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂
D
3コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
E
4伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂D
5+トカチェフ:懸垂前振り開脚背面とび越し懸垂C0.1
6リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D
7アドラー1回ひねり両逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
8アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
9シュタルダー:後方開脚浮腰回転倒立B
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.0(E3 D4 C2 B1 CV:0.1)
Eスコア:8.725
得点:14.725
唐嘉鴻(タン・チアフン)選手は身長175㎝と体操選手としては高身長で、とても見栄えのいい雄大な鉄棒の演技を見せくれます。
個人的には高さ、姿勢、切り返しの素晴らしいヤマワキが特に好きです。
着地もまとめて素晴らしい演技で金メダルを獲得しました。

■2位:孫煒(スン・ウェイ)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1アドラー1回ひねり両逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
2伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂D
3+リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D0.2
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
5モズニク
懸垂前振り伸身背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
E
6前方車輪1回ひねり大逆手C
7ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
8エンドー1/2ひねり倒立:前方開脚浮腰回転1/2ひねり倒立B
9シュタルダー:後方開脚浮腰回転倒立B
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.0(E3 D4 C1 B2 CV:0.2)
Eスコア:8.500
得点:14.500
孫煒(スン・ウェイ)選手は演技した種目で高いEスコアが出ていました。
種目別決勝鉄棒でも着地をしっかり止めて8.500という高いEスコアで銀メダルを獲得しました。
アジア大会では大きなミスがなく、世界選手の代表へ大きく近づく素晴らしい演技を見せてくれました。

■3位:肖若騰(シャオ・ルオテン)選手(中国)

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1リューキン(伸身トカチェフ1回ひねり)
懸垂前振り、伸身背面とび越し1回ひねり懸垂
F
2エンドー1回ひねり大逆手:前方開脚浮腰回転倒立1回ひねり大逆手
D
3伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂
D
4トカチェフ:懸垂前振り開脚背面とび越し懸垂
C
5リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D
6アドラー1回ひねり片逆手倒立:前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
7~ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂
D
8アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)
C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.1(F1 E1 D6 C2)
Eスコア:8.125
得点:14.225
この6.1の構成ならば安定した実施になるようです。
演技に余裕があるように見られ、下り技はフェドルチェンコも実施可能ですが、最近は伸身新月面で開き局面を見せてしっかりと着地を狙って止めにいっています。
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2018アジア大会・種目別決勝平行棒、1位の鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手(中国)と2位の肖若騰(シャオ・ルオテン)選手(中国)の演技です。

■1位:鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手(中国)

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
3後方車輪倒立:ケンモツC
4
棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8ティッペルト:倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りF
Dスコア:6.6(F1 E5 D3 C1)
Eスコア:9.125
得点:15.725
今大会は予選、団体決勝、種目別決勝とすべて6.6の構成でした。
棒下宙返り1/2ひねり倒立の後に倒立が反りましたが、そこから動かずに倒立位に戻し平然と演技を続けられる強さは凄いと思います。
珍しく前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りで着地が動くなどミスも出ましたがそれでも15.725の高得点で、2018アジア大会を締めくくりました。

■2位:肖若騰(シャオ・ルオテン)選手(中国)

技順技のグループ
技と技の内容(通称など)難度
1前振り(腕支持)上がり1/2ひねり倒立:(アームツイスト)
E
2ドミトリエンコ:前振り(腕支持)上がり後方かかえ込み2回宙返り腕支持
(腕支持からのモリスエ=アームモリスエ)
E
3ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
4棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5後方車輪倒立:ケンモツC
6棒下宙返り倒立
D
7ベーレ:懸垂前振り(後方車輪)後方かかえ込み2回宙返り腕支持D
8前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持:(爆弾カット)D
9ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.2(E3 D6 C1)
Eスコア:8.700
得点:14.900
種目別用の構成でタナカを入れたDスコア6.5も実施可能ですが、今回はいつも通りの6.2の構成でした。
中国の平行棒は林超攀(リン・チャオパン)選手、鄧書弟(デン・シュウディ)選手、肖若騰(シャオ・ルオテン)選手のうち誰が出ても15点付近を狙えることになります。
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2018アジア大会・種目別決勝つり輪、1位の鄧書弟(デン・シュウディ)選手(中国)と6位の孫煒(スン・ウェイ)選手(中国)の演技です。

■1位:鄧書弟(デン・シュウディ)選手(中国)

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1アザリアン:(後転十字懸垂)
後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂
D
2後ろ振り上がり中水平支持E
3後ろ振り上がり上水平支持D
4ほん転逆上がり倒立
C
5オニール(伸身グチョギー):後方伸身2回宙返り懸垂E
6前振り上がり十字懸垂C
7ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂
D
8ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
9後ろ振り上がり倒立C
10
後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:(伸身新月面宙返り下り)F
Dスコア:6.0(F1 E2 D3 C4)
Eスコア:8.750
得点:14.750
今大会は動きにキレがないように見えた鄧書弟(デン・シュウディ)選手でしたが、終わってみれば大会を通して大きなミスなくまとめてしっかりと結果を出してきました。
実施が気になるゆかや実力からすればまだまだDスコアを上げられる平行棒など、世界選手権ではどんな演技を見せてくれるのか楽しみです。

■6位:孫煒(スン・ウェイ)選手(中国) 

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり上水平支持D
2中水平支持 
D
3アザリアン:(後転十字懸垂)
後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂
D
4ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂
C
5後ろ振り上がり中水平支持
E
6屈身ヤマワキ(ジョナサン):前方屈身2回宙返り懸垂
D
7ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂D
8伸腕伸身力倒立C
9ほん転逆上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(新月面宙返り下り)E
Dスコア:5.9(E2 D5 C3)
Eスコア:8.475
得点:14.375
今大会の演技で団体でつり輪の演技も実施できることを証明したと思います。
私の個人的な意見としては世界選手権のつり輪は鄧書弟(デン・シュウディ)選手、孫煒(スン・ウェイ)選手、鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手でほぼ確定だと思います。
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2018アジア大会・種目別決勝あん馬、メダリストの演技です。

■1位:李智凱(リー・チーカイ)選手(台湾)

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持:逆交差(セア)倒立
D
2下向き逆移動(逆リア)倒立180°ひねり3/3部分移動下ろして開脚旋回
E
3ケイハ:両ポメルを挟んで横向き開脚旋回1回ひねり(2回以内の旋回で)F
4両ポメルを挟んで横向き開脚旋回
B
5アイヒホルン
横向き開脚旋回1回ひねり移動(2回以内の旋回で逆馬端へ移動し再び戻る)
E
6横向き開脚旋回1回ひねり(2回以内の旋回で):横向き開脚旋回シュピンデル
D
71回の旋回で正面横移動
C
8開脚マジャール移動:縦向き開脚旋回前移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
9開脚シバド移動:縦向き開脚旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
10下向き逆移動(逆リア)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下りD
Dスコア:6.3(F1 E4 D3 C1 B1)
Eスコア:9.100
得点:15.400
ダイナミックかつ美しい開脚旋回中心の構成をほぼ完璧に実施して中国の2選手を抑えて見事に金メダルを獲得しました。

■2位:鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手(中国)

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1横向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で):(横向きシュピンデル)
D
2トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
3マジャール・シュピンデル
馬端中向き、縦向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で)
D
4馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向
D
5Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
縦縦ループ(縦向き旋回前移動1/3部分)→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
6逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
7Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
8マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:6.1(E1 D9)
Eスコア:9.000
得点:15.100
鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手は予選団体決勝、種目別決勝で安定した演技を見せました。
14点台後半から15点に乗る得点を安定して出せる鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手のあん馬は平行棒と並んで日本の脅威になるでしょう。

■3位:孫煒(スン・ウェイ)選手(中国)

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
2リー・ニン:正交差(セア)倒立
正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
D
3Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
シュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→シュテクリA
E
4Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
5ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動E
6あん部馬背下向き(ロシアン)1080°転向
D
7ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動
D
8マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:6.2(E2 D8)
Eスコア:8.875
得点:15.075
孫煒(スン・ウェイ)選手(中国)も予選、種目別決勝で安定した実施を見せました。
映像はありませんが団体決勝でもミスなく演技をまとめたようです。
アジア大会の孫煒(スン・ウェイ)選手は自信に溢れた体操をしているように見受けられ、中国にとっては一番の収穫と言えるかも知れない活躍を見せてくれました。
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2018アジア大会・種目別決勝ゆか、3位の林超攀(リン・チャオパン)選手(中国)と5位の肖若騰(シャオ・ルオテン)選手(中国)の演技です。

■林超攀(リン・チャオパン)選手
映像はこちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1前方屈身2回宙返り1/2ひねりF
2前方伸身宙返り1回ひねり
C
3+前方伸身宙返り2回半ひねり
E0.1
4ロンダート~後転とび~
後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり(新月面宙返り)
E
5ロンダート~
後方伸身宙返り2回半ひねり
D
6+前方伸身宙返り1回半ひねりC0.1
7フェドルチェンコ:下向き(ロシアン)1080°転向C
8開脚座から伸腕屈身力十字倒立C
9
ロンダート~
後方伸身宙返り2回ひねり

C

10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:6.1(F1 E2 D2 C5 CV:0.3)
Eスコア:8.125
得点:14.225

■肖若騰(シャオ・ルオテン)選手(中国)
映像はこちらから。
技順技のグループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1前方伸身宙返り2回ひねりD
2+前方伸身宙返り1回ひねりC0.1
3
ロンダート~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

4+前方伸身宙返り1回半ひねり C0.1
5
ロンダート~後転とび~
後方伸身2回宙返り

D

6前方伸身宙返り2回半ひねりE

7開脚旋回1回ひねり倒立1回ひねり下ろして開脚旋回
(シュピンデル・ゴゴラーゼ)
D
8ゴゴラーゼ:開脚旋回倒立1回ひねり下ろして開脚旋回
C
9
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2回ひねり

C

10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:5.9(E1 D4 C4 CV:0.2)
Eスコア:7.625
得点:13.525
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2018アジア大会・団体決勝は中国が260.950で金メダルでした。
中国はDスコアが一番高くなる組み合わせではない演技で合計260.950点、平均14.497点を出しました。
リザルトはこちらから抜粋しました。
result

映像がある選手の演技構成と感想を書いていきます

1.ゆか
現時点での中国の弱点はゆかです。
世界選手権ではゆかで2点以上リード出来る可能性もあります。

鄧書弟(デン・シュウディ)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1前方屈身2回宙返りE
2前方伸身宙返り1回ひねり
C
3+前方伸身宙返り2回半ひねり
E0.1
4
ロンダート~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

5+前方伸身宙返り1回半ひねりC0.1
6前方伸身宙返り2回ひねりD
7フェドルチェンコ:下向き(ロシアン)1080°転向C
8開脚座から伸腕屈身力十字倒立C
9
ロンダート~
後方伸身宙返り2回ひねり

C

10
ロンダート~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:5.9(E2 D3 C5 CV:0.2)
Eスコア:8.150
減点:0.1
得点:13.950
悪くない実施ですが、調子はあまり良くないように見えます。

2.あん馬
あん馬は3選手の平均が14.750と高得点を出しました。

鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1横向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で):(横向きシュピンデル)
D
2トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
3マジャール・シュピンデル
馬端中向き、縦向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で)
D
4馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向
D
51ポメル上での縦向き旋回
縦縦ループ(縦向き旋回前移動1/3部分)→縦横ループ※繰り返し
B
6逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
7Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
8マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:5.8(D9 B1)
Eスコア:8.950
得点:14.750
Eフロップを実施しようとしたのだと思いますが、ループを2回続けたところで両ポメルに移動しました。

肖若騰(シャオ・ルオテン)選手
こちらから。
技順技のグループ
技と技の内容(通称など)難度
1馬端中向き、縦向き旋回1/2ひねりB
2トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
3開脚マジャール移動:縦向き開脚旋回前移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
4開脚シバド移動:縦向き開脚旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
5Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
縦縦ループ(縦向き旋回前移動1/3部分)→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
6正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
正交差(セア)倒立
D
7逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
8Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
9馬端馬背下向き(ロシアン)720°転向C
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:6.0(E3 D5 C1 B1)
Eスコア:8.350
得点:14.350
最初のシュピンデルが2回でひねり切らずに1/2シュピンデルになってしまいました。
少しリズムが悪くなりましたがその後は予選兼個人総合決勝でミスの出た二つの交差倒立もスムーズに決めて、大きなミスなくまとめました。

3.つり輪
肩の調子が良くないのか鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手は演技しませんでした。

鄧書弟(デン・シュウディ)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1アザリアン:(後転十字懸垂)
後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂
D
2後ろ振り上がり中水平支持E
3後ろ振り上がり上水平支持D
4ほん転逆上がり倒立
C
5伸身グチョギー:オニール
後方伸身2回宙返り懸垂
E
6前振り上がり十字懸垂C
7ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂
D
8ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
9後ろ振り上がり倒立C
10
後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:(伸身新月面宙返り下り)F
Dスコア:6.0(F1 E2 D3 C4)
Eスコア:8.500
得点:14.500

孫煒(スン・ウェイ)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり上水平支持D
2中水平支持 
D
3アザリアン:(後転十字懸垂)
後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂
D
4ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂
C
5後ろ振り上がり中水平支持
E
6ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂D
7ホンマ十字懸垂
輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂
D
8伸腕伸身力倒立C
9ほん転逆上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り
(かかえ込み新月面宙返り下り)
E
Dスコア:5.9(E2 D5 C3)
Eスコア:8.150
得点:14.050

今回のメンバーではつり輪の得点も伸び悩んでいます。
鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手が演技すれば得点は伸びる可能性が高いです。

4.跳馬
肖若騰(シャオ・ルオテン)選手、林超攀(リン・チャオパン)選手、鄧書弟(デン・シュウディ)選手の3選手がロペスを成功させました。

林超攀(リン・チャオパン)選手
こちらから。
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:9.100
得点:14.700

肖若騰(シャオ・ルオテン)選手
こちらから。
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:9.350
得点:14.950

鄧書弟(デン・シュウディ)選手
こちらから。
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:8.950
減点:0.1
得点:14.450

ロペスを3本揃えられるのは驚異的です。
世界選手権で孫煒(スン・ウェイ)選手が代表になれば今大会と同様に4選手がロペスを跳べることになります。

5.平行棒
林超攀(リン・チャオパン)選手、鄧書弟(デン・シュウディ)選手、鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手が演技しました。
3選手とも大きなミスなくほぼ完璧に演技しました。

林超攀(リン・チャオパン)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り(腕支持)上がり前方屈身宙返り支持:(ホンマ、ソニック)
D
2ドミトリエンコ:前振り上がり(腕支持)後方かかえ込み2回宙返り腕支持
(腕支持からのモリスエ=アームモリスエ)
E
3棒下宙返り1/2ひねり倒立E
4棒下宙返り倒立D
5後方車輪片腕支持1回ひねり倒立:(車輪ディアミドフ)D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7
バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8ティッペルト:倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.4(E4 D6)
Eスコア:8.700
得点:15.100

鄧書弟(デン・シュウディ)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1前振り(腕支持)上がり開脚抜き倒立B
2屈身タナカ:後方車輪から1/2ひねり前方屈身1回半宙返り腕支持F
3棒下宙返り1/2ひねり倒立E
4棒下宙返り倒立
D
5ディアミドフ:前振り片腕支持1回ひねり倒立
C
6前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持:(爆弾カット)D
7
バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8ティッペルト:倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.1(F1 E2 D5 C1 B1)
Eスコア:8.500
得点:14.600
「屈身タナカ」を実施しましたがF難度認定でした。
下り技は「後方屈身2回宙返り下り」でDスコアを下げての演技でした。

鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
3後方車輪倒立:ケンモツC
4
棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8ティッペルト:倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りF
Dスコア:6.6(F1 E5 D3 C1)
Eスコア:9.500
得点:16.100
ツォラキディスを抜いた6.6の構成を完璧に実施し、Eスコアは脅威の9.500でした。
会場中が鄒敬園選手の演技に飲み込まれているような圧倒的な演技でした。

6.鉄棒
孫煒(スン・ウェイ)選手、林超攀(リン・チャオパン)選手、肖若騰(シャオ・ルオテン)選手が演技しました。
3選手とも大きなミスなく演技しました。

孫煒(スン・ウェイ)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1アドラー1回ひねり両逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
2伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂D
3+リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D0.2
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
5モズニク
懸垂前振り伸身背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
E
6前方車輪1回ひねり大逆手C
7ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
8エンドー1/2ひねり倒立:前方開脚浮腰回転1/2ひねり倒立B
9シュタルダー:後方開脚浮腰回転倒立B
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.0(E3 D4 C1 B2 CV:0.2)
Eスコア:8.550
得点:14.550

林超攀(リン・チャオパン)選手
こちらから。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1カッシーナ:伸身コールマン
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
2コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
E
3後方とび車輪1回ひねり:クースト(ホップターン)
C
4モズニク
懸垂前振り伸身背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
E
5アドラー1回ひねり片逆手倒立:前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立D
6ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
7エンドー:前方開脚浮腰回転倒立B
8エンドー1回ひねり大逆手:前方開脚浮腰回転1回ひねり大逆手D
9アドラー:前方浮腰回転振り出し倒立C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.2(G1 E3 D3 C2 B1)
Eスコア:8.250
得点:14.450
アドラー1回ひねり片逆手で車輪が戻ってしまった以外は大きなミスはありませんでした。

肖若騰(シャオ・ルオテン)選手
こちらから
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1リューキン(伸身トカチェフ1回ひねり)
懸垂前振り、伸身背面とび越し1回ひねり懸垂
F
2エンドー1回ひねり大逆手:前方開脚浮腰回転倒立1回ひねり大逆手
D
3伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂
D
4トカチェフ:懸垂前振り開脚背面とび越し懸垂
C
5リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D
6アドラー1回ひねり片逆手倒立:前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
7~ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂
D
8アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)
C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.1(F1 E1 D6 C2)
Eスコア:8.200
得点:14.300

7.全体の感想
中国は現時点でゆかとつり輪で得点を伸ばせないことが明確になりました。

ゆかは鄧書弟(デン・シュウディ)選手のパフォーマンスが上がらなければ、Dスコアは低くなりますが孫煒(スン・ウェイ)選手が演技することもあり得ると思います。

つり輪は鄒敬園(ツォウ・ジンユアン)選手に演技させるかあるいは劉洋(リュウ・ヤン)選手を世界選手権で代表にするかで解決出来ます。
他の4種目はさすがに強いです。

鄧書弟(デン・シュウディ)選手の得点が伸びなかったことが気になりますが、孫煒(スン・ウェイ)選手は調子がとても良く存在感を示し世界選手権の代表に一歩近づいた気がします。

各種目の比較をすると、ゆかと鉄棒は日本が上、あん馬・つり輪・跳馬・平行棒は中国が上という状況だと思います。

日本はゆかと鉄棒で中国にどれだけ得点差をつけられるかが鍵になりそうです。
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2018アジア大会・個人総合決勝兼団体予選兼種目別予選、肖若騰(シャオ・ルオテン)選手(中国)の鉄棒以外の5種目の演技です。
映像はこちらから。
■平行棒
技順技のグループ
技と技の内容(通称など)難度
1前振り(腕支持)上がり1/2ひねり倒立:(アームツイスト)
E
2ドミトリエンコ:前振り(腕支持)上がり後方かかえ込み2回宙返り腕支持
(腕支持からのモリスエ=アームモリスエ)
E
3ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
4棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5後方車輪倒立:ケンモツC
6棒下宙返り倒立
D
7ベーレ:懸垂前振り(後方車輪)後方かかえ込み2回宙返り腕支持D
8前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持:(爆弾カット)D
9ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.2(E3 D6 C1)
Eスコア:8.950
得点:15.150

■鉄棒
Dスコア:6.1
Eスコア:8.450
得点:14.550

■ゆか
技順技のグループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1前方伸身宙返り2回ひねりD
2+前方伸身宙返り1回ひねりC0.1
3
ロンダート~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

4+前方伸身宙返り1回半ひねり C0.1
5
ロンダート~後転とび~
後方伸身2回宙返り

D

6前方伸身宙返り2回半ひねりE

7開脚旋回1回ひねり倒立1回ひねり下ろして開脚旋回
(シュピンデル・ゴゴラーゼ)
D
8ゴゴラーゼ:開脚旋回倒立1回ひねり下ろして開脚旋回
C
9
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2回ひねり

C

10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:5.9(E1 D4 C4 CV:0.2)
Eスコア:8.200
得点:14.100
最初の組み合わせを変えてきましたが、Dスコアは5.9のままです。

■あん馬
技順技のグループ
技と技の内容(通称など)難度
1馬端中向き、縦向き旋回
A
2マジャール・シュピンデル
馬端中向き、縦向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で)
D
3トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
4開脚マジャール移動:縦向き開脚旋回前移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
5開脚シバド移動:縦向き開脚旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
6Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
縦縦ループ(縦向き旋回前移動1/3部分)→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
7




正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
正交差(セア)倒立 
逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
逆交差(セア)倒立 ※おそらく不認定
D




8Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
9馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:5.9(E3 D6 A1の6.0に見えます)
Eスコア:8.000
得点:13.900
最初のスコアではおそらく二つの交差倒立が不認定になりDスコア5.2でしたが修正され5.9になりました。

■つり輪
技順技のグループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり上水平支持D
2中水平支持D
3Ⅱ アザリアン:(後転十字懸垂)
後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂
D
4ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂
C
5後ろ振り上がり中水平支持
E
6屈身ヤマワキ(ジョナサン):前方屈身2回宙返り懸垂
D
7後ろ振り上がり十字懸垂C
8ほん転逆上がり倒立C
9後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過B
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り
(かかえ込み新月面宙返り)
E
Dスコア:5.7(E2 D4 C3 B1)
Eスコア:8.500
得点:14.200

■跳馬
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:8.150
ライン減点:0.1
得点:13.650

合計Dスコア:35.4(ゆか5.9、あん馬5.9、つり輪5.7、跳馬5.6、平行棒6.2、鉄棒6.1) 
合計Eスコア:50.250
減点:0.1
合計得点:85.550

あん馬と跳馬で大きなミスが出て個人総合は暫定3位になりました。
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2018アジア大会・個人総合決勝兼団体予選兼種目別予選、孫煒(スン・ウェイ)選手(中国)のあん馬・つり輪・鉄棒の演技です。
映像はこちらから。

■あん馬
技順グループ

技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
2リー・ニン
正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
正交差(セア)倒立
D
3Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
シュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→シュテクリA
E
4Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
5ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動E
6あん部馬背下向き(ロシアン)1080°転向
D
7ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動
D
8マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:6.2(E2 D7)
Eスコア:8.800
得点:15.000

■つり輪
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり上水平支持D
2中水平支持 
D
3アザリアン:(後転十字懸垂)
後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂
D
4ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂
C
5後ろ振り上がり中水平支持
E
6屈身ヤマワ(ジョナサン):前方屈身2回宙返り懸垂
D
7ホンマ十字懸垂
輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂
D
8伸腕伸身力倒立C
9ほん転逆上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り
(かかえ込み新月面宙返り下り)
E
Dスコア:5.9(E2 D5 C3)
Eスコア:8.600
得点:14.500
3を十字懸垂からアザリアンにしてDスコアを0.2上げてきました。

■鉄棒
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1アドラー1回ひねり両逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
2伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂D
3+リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D0.2
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
5モズニク
懸垂前振り伸身背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
E
6前方車輪1回ひねり大逆手C
7ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
8エンドー1/2ひねり倒立:前方開脚浮腰回転1/2ひねり倒立B
9シュタルダー:後方開脚浮腰回転倒立B
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ
(伸身新月面宙返り下り)
E
Dスコア:6.0(E3 D4 C1 B2 CV:0.2)
Eスコア:8.500
得点:14.500

跳馬は棄権しましたが、ロペスを跳んで立てばあん馬と跳馬でミスの出た肖若騰(シャオ・ルオテン)選手の点数を超えると予想されます。
孫煒(スン・ウェイ)選手は団体決勝であん馬、強さを見せたつり輪、跳馬、鉄棒を演技する可能性があります。
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2018アジア大会・個人総合決勝兼団体予選兼種目別予選、鄧書弟(デン・シュウディ)選手(中国)のつり輪と跳馬の演技です。
映像はこちらから。

■つり輪
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1アザリアン:(後転十字懸垂)
後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂
D
2後ろ振り上がり中水平支持E
3後ろ振り上がり上水平支持D
4ほん転逆上がり倒立
C
5伸身グチョギー:オニール
後方伸身2回宙返り懸垂
E
6前振り上がり十字懸垂C
7ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂
D
8ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
9後ろ振り上がり倒立C
10


後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過
後方伸身2回宙返り2回ひねり下り
(伸身新月面宙返り下り)
B
F

Dスコア:6.0(F1 E2 D3 C4)
Eスコア:8.700
得点:14.700

■跳馬
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:8.800
得点:14.400
着地姿勢が低くなり片足で大きく後ろに一歩動きましたが、ロペスは現在でも実施可能のようです。
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