カテゴリ:2013-2016のルールでの最高Dスコア > 2017-2020のルールでの世界最高Dスコア

2019軍人競技大会・団体決勝、劉洋(リュウ・ヤン)選手(中国)のつり輪の演技です。
つり輪はコートニー・タロック選手(イギリス)、劉洋(リュウ・ヤン)選手(中国)、尤浩(ヨウ・ハオ)選手(中国)の3選手が実施したDスコア6.5が世界最高値でしたが、劉洋(リュウ・ヤン)選手が6.6を実施したことにより更新しました。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ゆっくりと後方伸腕伸身逆上がり中水平支持:(後転中水平支持)
F
2バランディン3:懸垂から伸腕伸身上水平支持
E
3バランディン2:懸垂から伸腕伸身十字倒立
F
4後ろ振り上がり倒立
C
5後ろ振り上がり十字倒立
D
6後ろ振り上がり上水平支持
D
7ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂
D
8後ろ振り上がり中水平支持
E
9ナカヤマ十字懸垂:背面水平懸垂経過十字懸垂
D
10
後ろ振り上がり倒立
後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(新月面宙返り下り)
C
E
Dスコア:6.6(F2 E3 D4 C1)
Eスコア:8.800
得点:15.400
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2019世界選手権個人総合決勝、銅メダルのオレグ・ベルニャイエフ選手(ウクライナ)の演技です。
本調子ではないにも関わらずDスコアは2017世界選手権と同じ世界最高値の36.7を実施し、大きなミスなくまとめ自身初の世界選手権の個人総合決勝でのメダルを獲得しました。

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2019世界選手権・ポディウム練習、鄒敬園選手(ゾウ・ジンユアン/スウ・ケイエン)選手(中国)のあん馬・つり輪・平行棒の演技です。

■あん馬

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
2リー・ニン:正交差(セア)倒立
正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
D
3Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
横縦ループ→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
4横向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で):(横向きシュピンデル)
D
5Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
6馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
7馬端馬背下向き(ロシアン)720°転向C
8マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:6.0(E1 D8 C1)
マジャール・シュピンデル(D)を抜いて馬端馬背下向き(ロシアン)720°転向(C)を実施しDスコアを0.1落としてきました。
Eスコア対策だと思います。

■つり輪

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり十字倒立D
2後ろ振り上がり中水平支持 
E
3ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂D
4ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂
C
5屈身ヤマワキ(ジョナサン):前方屈身2回宙返り懸垂D
6後ろ振り上がり上水平支持D
7中水平支持D
8十字懸垂B
9後ろ振り上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(新月面宙返り下り)E
Dスコア:5.8(E2 D5 C2 B1)
本来は6.1の構成を実施出来る力がありますが肩の調子などを考慮して難度を下げたのだと思います。
ポディウム練習で演技したことから団体決勝でも演技すると思います。

■平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ツォラキディス:(アームマクーツ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
G
2マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
3リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
4
後方車輪倒立:ケンモツ
棒下宙返り1/2ひねり倒立
C
E
5シャルロ:棒下宙返り単棒縦向き倒立(静止1秒)E
6ベジェナル(単棒ヒーリー):単棒倒立から後ろ振り片腕支持1回ひねり支持
E
7ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂
E
8バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
9
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りF
Dスコア:7.2(G1 F1 E7 D1)
シャルロ~単棒ヒーリーを実施して自身の世界最高Dスコア7.0から7.2まで上げてきました。
中国はシャルロ~単棒ヒーリーが世界的に流行の兆しがあった時期でも実施する選手がほとんどおらず、おそらくミスの出やすい技ということで国レベルで実施しない対策を取っていたと思っていたので今回の鄒敬園選手が実施したことには驚きました。
さすがは鄒敬園選手と言ったところで実施は完璧に近いと思います。
団体決勝・種目別決勝用なのかは不明ですが、今年の世界選手権で実施してくれることにとても期待しています。
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マックス・ウィットロック選手(イギリス)のあん馬、Dスコア7.0の練習映像です。
あん馬のDスコア7.0は現在の世界最高値で、おそらく2018世界選手権へ向けた演技構成だと思います。
動画を二つ紹介しますが、どちらも同じ演技構成です。


技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
2Gコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)1080°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)1080°転向
G
3
Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
縦縦ループ→縦横ループ→シュテクリB→横縦ループ
E
4
ブスナリ
1ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立1回ひねり3/3部分移動下ろして開脚旋回
F
5
マジャール・シュピンデル
馬端中向き、縦向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で)
D
6開脚マジャール移動:縦向き開脚旋回前移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
7ウルジカ2:開脚旋回1回ひねりをしながら縦向き移動3/3部分(2回以内の旋回で)
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
8ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動E
9馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
10DSA(ダイレクトシュテクリA)倒立5/4(450°)ひねり3/3部分移動下り
E
Dスコア:7.0(G1 F1 E5 D3)
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エプケ・ゾンダーランド選手(オランダ)の鉄棒、Dスコア7.1の練習映像です。
試合で実施されれば2017-2020のルールでの世界最高Dスコアになります。

■2018年7月17日に投稿された動画

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1
エンドー1回ひねり大逆手
前方開脚浮腰回転倒立1回ひねり大逆手
D
2カッシーナ:伸身コールマン
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
3+コバチ
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り懸垂
D0.2
4コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
E
5+ゲイロード2
バーを越えながら、後方屈身2回宙返り1/2ひねり懸垂
E0.2
6アドラー1回ひねり両逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
7アドラー1/2ひねり倒立
前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立
D
8シュタルダーとび1回半ひねり大逆手(シュタルダーリバルコ)
後方開脚浮腰回転とび1回半ひねり大逆手
E
9クースト:後方とび車輪1回ひねり
(ホップターン)
C

10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ
(伸身新月面宙返り下り)
E
Dスコア:7.1(G1 E5 D3 C1 CV:0.4)

■2018年10月1日に投稿された動画
2018年7月17日に投稿された動画ではシュタルダーリバルコ後の車輪で戻ってしまいましたが、今回の投稿動画では完璧に通してきました。
世界選手権でもこの構成で来るのか、非常に楽しみです。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1エンドー1回ひねり大逆手
前方開脚浮腰回転倒立1回ひねり大逆手
D
2カッシーナ:伸身コールマン
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
3+コバチ
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り懸垂
D0.2
4コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
E
5+ゲイロード2
バーを越えながら、後方屈身2回宙返り1/2ひねり懸垂
E0.2
6アドラー1回ひねり両逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
7アドラー1/2ひねり倒立
前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立
D
8シュタルダーとび1回半ひねり大逆手(シュタルダーリバルコ)
後方開脚浮腰回転とび1回半ひねり大逆手
E
9クースト:後方とび車輪1回ひねり
(ホップターン)
C

10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ
(伸身新月面宙返り下り)
E
Dスコア:7.1(G1 E5 D3 C1 CV:0.4)
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亀山耕平選手のあん馬、Dスコア6.9の演技構成です。
あん馬のDスコア6.9はマックス・ウィットロック選手(イギリス)に並んで世界最高値です。

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
2ショーン(メリーゴーランド):1ポメル上で片腕支持上向き全(360°)転向E
3Gコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)1080°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)1080°転向
G
4Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
シュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→シュテクリB
E
5トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
6開脚旋回マジャール移動:開脚旋回縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
7開脚旋回シバド移動:開脚旋回縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
8ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動E
9ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動D
10DSA(ダイレクトシュテクリA)倒立5/4(450°)ひねり3/3部分移動下り
E
Dスコア:6.9(G1 E6 D3)
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
2ショーン(メリーゴーランド):1ポメル上で片腕支持上向き全(360°)転向E
3Gコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)1080°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)1080°転向
G
4Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
シュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→シュテクリB
E
5ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動
E
6トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
7開脚旋回マジャール移動:開脚旋回縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
8開脚旋回シバド移動:開脚旋回縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~3あん部馬背~5馬端
E
9ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動D
10DSA(ダイレクトシュテクリA)倒立5/4(450°)ひねり3/3部分移動下り
E
Dスコア:6.9(G1 E6 D3)
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2018中国選手権・団体決勝兼個人予選、つり輪1位の劉洋(リュウ・ヤン)選手の演技です。
つり輪のDスコア6.5は現在の世界最高値になります。
 
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ゆっくりと後方伸腕伸身逆上がり中水平支持
(後転中水平支持)
F
2バランディン3:懸垂から伸腕伸身上水平支持
E
3バランディン2:懸垂から伸腕伸身十字倒立
F
4ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂D
5後ろ振り上がり上水平支持
D
6ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
7後ろ振り上がり中水平支持E
8ナカヤマ十字懸垂:背面水平懸垂経過十字懸垂D
9後ろ振り上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.5(F2 E3 D3 C2)
Eスコア:8.950
得点:15.450
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