2016リオ五輪、日本と中国の代表予想と試合展開(皆さんのご意見もお聞かせください)という記事です。
★マークが代表確定、☆マークが付いているのが僕の代表予想です。
中国の代表と補欠は以下の通りです。
■代表
鄧書弟(デン・シュウディ)選手…2016中国選手権・個人総合2位、種目別ゆか1位
林超攀(リン・チャオパン)選手…2016中国選手権・個人総合1位、種目別平行棒1位、鉄棒2位
尤浩(ヨウ・ハオ)選手…2016中国選手権・種目別つり輪2位
劉洋(リュウ・ヤン)選手…2016中国選手権・種目別つり輪1位
張成龍(チャン・チェンロン)選手…2016中国選手権・種目別鉄棒1位
■補欠
劉榕冰(リュウ・ロンビン)選手
平行棒と鉄棒の貢献度で田中佑典選手はほぼ確定、ゆかと跳馬の貢献度で白井健三選手もほぼ確定になっていると思います。
内村選手と加藤選手が5種目あるいは6種目演技することになると思うので、あと一人の代表選手を選ぶ基準は、あん馬の強い選手を取るか、つり輪の強い選手を取るかの二択になっていると思います。
更新履歴
中国のゆかと程然(チェン・ラン)選手のDスコアを書き加えて更新しました。
NHK杯のDスコアを反映しました。(2016/5/6)
2016中国選手権の予選結果を反映。(2016/5/14)
鄒凱(ツォウ・カイ)選手が入った場合と張成龍(チャン・チェンロン)選手が入った場合のDスコア比較を追記。(2016/5/14)
張成龍(チャン・チェンロン)選手が代表になったので鄒凱(ツォウ・カイ)選手の部分を削除。(2016/5/16)
中国代表の演技を妄想してみた記事を書きましたので、そちらもあわせてご覧ください。(2016/5/16)
掲載している中国選手のDスコアは2014年・2015年の世界選手権や中国選手権で実施した最高値になっています。
■日本
■中国
■Dスコア比較と試合展開
★マークが代表確定、☆マークが付いているのが僕の代表予想です。
中国の代表と補欠は以下の通りです。
■代表
鄧書弟(デン・シュウディ)選手…2016中国選手権・個人総合2位、種目別ゆか1位
林超攀(リン・チャオパン)選手…2016中国選手権・個人総合1位、種目別平行棒1位、鉄棒2位
尤浩(ヨウ・ハオ)選手…2016中国選手権・種目別つり輪2位
劉洋(リュウ・ヤン)選手…2016中国選手権・種目別つり輪1位
張成龍(チャン・チェンロン)選手…2016中国選手権・種目別鉄棒1位
■補欠
劉榕冰(リュウ・ロンビン)選手
周施雄(チョウ・シーション)選手
程然(チェン・ラン)選手
赤色が付いているのが団体決勝で演技する種目の予想です。程然(チェン・ラン)選手
平行棒と鉄棒の貢献度で田中佑典選手はほぼ確定、ゆかと跳馬の貢献度で白井健三選手もほぼ確定になっていると思います。
内村選手と加藤選手が5種目あるいは6種目演技することになると思うので、あと一人の代表選手を選ぶ基準は、あん馬の強い選手を取るか、つり輪の強い選手を取るかの二択になっていると思います。
更新履歴
中国のゆかと程然(チェン・ラン)選手のDスコアを書き加えて更新しました。
NHK杯のDスコアを反映しました。(2016/5/6)
2016中国選手権の予選結果を反映。(2016/5/14)
鄒凱(ツォウ・カイ)選手が入った場合と張成龍(チャン・チェンロン)選手が入った場合のDスコア比較を追記。(2016/5/14)
張成龍(チャン・チェンロン)選手が代表になったので鄒凱(ツォウ・カイ)選手の部分を削除。(2016/5/16)
中国代表の演技を妄想してみた記事を書きましたので、そちらもあわせてご覧ください。(2016/5/16)
掲載している中国選手のDスコアは2014年・2015年の世界選手権や中国選手権で実施した最高値になっています。
■日本
選手名 | ゆか | あん馬 | つり輪 | 跳馬 | 平行棒 | 鉄棒 |
---|---|---|---|---|---|---|
★内村航平 | 6.9 | 6.2 | 6.2 | 6.2 | 6.8(7.0?) | 7.1 |
☆白井健三 | 7.6(7.7) | 5.9 | 6.1 | 6.0 | 6.5 | 5.9 |
★加藤凌平 | 6.7 | 6.4 | 6.2 | 6.0 | 6.6 | 6.9 |
神本雄也 | 6.0 | 5.7 | 6.8 | 5.6 | 7.1 | 6.9 |
齊藤優佑 | 6.2 | 6.2 | 6.2 | 6.0 | 6.4 | 7.5 |
☆田中佑典 | 6.3(6.4) | 5.9 | 6.2 | 5.2(5.6) | 6.8 | 7.3 |
萱和磨 | 6.1 | 7.0 | 6.1 | 5.6 | 6.8 | 6.6 |
☆山室光史 | 6.1 | 6.4 | 6.6(6.8) | 6.0 | 6.9 | 6.9 |
長谷川智将 | 5.9 | 6.8(~7.2) | 5.6 | 5.2 | 6.2 | 6.8 |
早坂尚人 | 7.0 | 6.0 | 5.9 | 6.0 | 6.2? | 6.4 |
亀山耕平 | 7.4? |
■中国
選手名 | ゆか | あん馬 | つり輪 | 跳馬 | 平行棒 | 鉄棒 |
---|---|---|---|---|---|---|
★鄧書弟 (デン・シュウディ) | 6.9 | 6.3 | 6.4(~6.8) | 6.0 | 7.3 | 6.8(6.9) |
★林超攀 (リン・チャオパン) | 6.8 | 6.3 | 6.2 | 6.0 | 7.0 | 7.1(7.3) |
★尤浩 (ヨウ・ハオ) | 6.1 | 6.7 | 7.0(7.1) | 5.2 | 7.4 | 6.4 |
★劉洋 (リュウ・ヤン) | 6.0 | 6.9 | 5.6 | |||
★張成龍 (チャン・チェンロン) | 6.6 | 5.1 | 6.0 | 6.5? | 7.5 | |
鄒凱 (ツォウ・カイ) ※補欠からも外れる | 6.8 | 5.2 | 7.2 | |||
肖若騰 (シャオ・ルオテン) ※怪我でリオ絶望的 | 6.4 | 7.0 | 6.1 | 6.0 | 6.0 | 7.0 |
☆周施雄 (チョウ・シーション) | 6.3 | 6.5 | 6.5 | 5.6 | 7.0 | 6.9 |
☆劉榕冰 (リュウ・ロンビン) | 6.2 | 6.8 | 6.1 | 5.6 | 6.8 | 6.9 |
☆程然 (チェン・ラン) | 6.7 | 6.3 | 6.2 | 6.4 | 6.8 | 6.6 |
■Dスコア比較と試合展開
ゆか
日本:21.2(内村6.9、加藤6.7、白井7.6)
中国:20.3(林超攀6.8、鄧書弟6.9、張成龍6.6)
ゆかでは中国にDスコアで1点のリード、さらにEスコアでも差をつけられると思います。
2点の後半から3点近く離せれば理想的なスタートでしょうか。
中国としてはやはりゆかで離されたくないということもあるのか鄧書弟(デン・シュウディ)選手と林超攀(リン・チャオパン)選手ともに0.2ずつDスコアを上げて0.4アップさせ、2選手とも実施が安定しています。
内村選手は最後の「後方伸身宙返り3回ひねり」がしんどいとおっしゃっていたので、
6.6の構成に戻したらいいのではないか?という意見もあると思いますが、日本としてはゆかで絶対にロケットスタートを切り、点差を広げるのが団体金メダルへの第一条件なので下げることはないと思います。
ゆかは不調の張成龍(チャン・チェンロン)選手が6.6の構成を通せるかどうかで流れが大きく変わると思います。
最初の注目は張成龍(チャン・チェンロン)選手のゆかです。
あん馬
日本:19.0(加藤6.4、内村6.2、山室6.4)
中国:19.3(尤浩6.7、林超攀6.3、鄧書弟6.3)
中国は昨年の世界選手権でセア倒立での減点が大きかったようです。(ジョージさんのニコ生でお聞きしました)
今年の中国のウィークポイントはおそらくあん馬だと言えます。Dスコアもそれほど高くなくEスコアも伸びてこないことが予想されます。
内村選手・加藤選手は確実に通してくれると思うので、あと一人(僕の予想では山室選手ですが)の選手が落下しなければ、ゆかでロケットスタートを切れることも計算してかなり日本有利な展開に持ち込めると思います。
この2種目で3点~4点のリードが取れると追い上げに備えられるかと思います。
中国はEスコアがそれほど伸びてこない種目だと思います。
つり輪
日本:19.2(加藤6.2、田中6.2、山室6.8)
中国:20.3(鄧書弟6.4、劉洋6.9、尤浩7.0)
つり輪から中国の追い上げが始まります。
昨年の世界選手権・種目別決勝の銀メダリストの尤浩(ヨウ・ハオ)選手、銅メダリストの劉洋(リュウ・ヤン)選手がEスコアも伴った演技を実施すると思います。
鄧書弟(デン・シュウディ)選手のつり輪に関してはおそらくEスコアは出ても8.200くらいだと思います。
山室選手あるいは神本選手には6.8の構成をなんとしても通してもらい、内村選手には後半に備えて休んでもらいたいです。
日本:21.2(内村6.9、加藤6.7、白井7.6)
中国:20.3(林超攀6.8、鄧書弟6.9、張成龍6.6)
ゆかでは中国にDスコアで1点のリード、さらにEスコアでも差をつけられると思います。
2点の後半から3点近く離せれば理想的なスタートでしょうか。
中国としてはやはりゆかで離されたくないということもあるのか鄧書弟(デン・シュウディ)選手と林超攀(リン・チャオパン)選手ともに0.2ずつDスコアを上げて0.4アップさせ、2選手とも実施が安定しています。
内村選手は最後の「後方伸身宙返り3回ひねり」がしんどいとおっしゃっていたので、
6.6の構成に戻したらいいのではないか?という意見もあると思いますが、日本としてはゆかで絶対にロケットスタートを切り、点差を広げるのが団体金メダルへの第一条件なので下げることはないと思います。
ゆかは不調の張成龍(チャン・チェンロン)選手が6.6の構成を通せるかどうかで流れが大きく変わると思います。
最初の注目は張成龍(チャン・チェンロン)選手のゆかです。
あん馬
日本:19.0(加藤6.4、内村6.2、山室6.4)
中国:19.3(尤浩6.7、林超攀6.3、鄧書弟6.3)
中国は昨年の世界選手権でセア倒立での減点が大きかったようです。(ジョージさんのニコ生でお聞きしました)
今年の中国のウィークポイントはおそらくあん馬だと言えます。Dスコアもそれほど高くなくEスコアも伸びてこないことが予想されます。
内村選手・加藤選手は確実に通してくれると思うので、あと一人(僕の予想では山室選手ですが)の選手が落下しなければ、ゆかでロケットスタートを切れることも計算してかなり日本有利な展開に持ち込めると思います。
この2種目で3点~4点のリードが取れると追い上げに備えられるかと思います。
中国はEスコアがそれほど伸びてこない種目だと思います。
つり輪
日本:19.2(加藤6.2、田中6.2、山室6.8)
中国:20.3(鄧書弟6.4、劉洋6.9、尤浩7.0)
つり輪から中国の追い上げが始まります。
昨年の世界選手権・種目別決勝の銀メダリストの尤浩(ヨウ・ハオ)選手、銅メダリストの劉洋(リュウ・ヤン)選手がEスコアも伴った演技を実施すると思います。
鄧書弟(デン・シュウディ)選手のつり輪に関してはおそらくEスコアは出ても8.200くらいだと思います。
山室選手あるいは神本選手には6.8の構成をなんとしても通してもらい、内村選手には後半に備えて休んでもらいたいです。
跳馬
日本:18.2(山室6.0、内村6.2、白井6.0)
中国:18.0(林超攀6.0、張成龍6.0、鄧書弟6.0)
張成龍(チャン・チェンロン)選手が2016中国選手権でまさかの伸身ユルチェンコ3回ひねり(6.0)を成功させました。
足先の乱れはあるもののひねりの切れがよく、身体を開いて着地しているのでEスコアも出てくるような気がします。
跳馬では大差は開かないような気がします。
平行棒
日本:20.2(加藤6.6、田中6.8、内村6.8)
中国:21.7(尤浩7.4、林超攀7.0、鄧書弟7.3)
「中国の平行棒は最強」と自称していますが、3選手が7.0以上の構成を実施してきます。
昨年の世界選手権・種目別決勝の金メダリストの尤浩(ヨウ・ハオ)選手、銅メダリストの鄧書弟(デン・シュウディ)選手がさらにDスコアを上げて、一気に追い上げにきます。
48点近い点数を出してくると思いますが、2014年の世界選手権では鄧書弟選手がバブサーでミスをしたので、全種目で演技するとなると7.3あるいは7.1の構成をミスなく通せるのかどうかということもあります。
日本は昨年の世界選手権では田中佑典選手が落下したとしても、45.665点と平均で15点に乗っているので、そこまで大きく離されないとは思います。
鉄棒
日本:21.3(加藤6.9、田中7.3、内村7.1)
中国:21.4(鄧書弟6.8、林超攀7.1、張成龍7.5)
やはり日本に立ちはだかるのは張成龍(チャン・チェンロン)選手でしょうか。
今年は7.5の構成が安定して好調だとみて良いと思います。
日本の合計Dスコア:119.1
中国の合計Dスコア:121.0
現時点での中国の合計Dスコアは121.0で日本と2点程度離れていると思います。
中国としてはあん馬でどこまで点を伸ばせるか、全種目を演技することが濃厚な鄧書弟(デン・シュウディ)選手が6種目大きなミスなく通せるかどうかが不安材料だと思います。
日本:18.2(山室6.0、内村6.2、白井6.0)
中国:18.0(林超攀6.0、張成龍6.0、鄧書弟6.0)
張成龍(チャン・チェンロン)選手が2016中国選手権でまさかの伸身ユルチェンコ3回ひねり(6.0)を成功させました。
足先の乱れはあるもののひねりの切れがよく、身体を開いて着地しているのでEスコアも出てくるような気がします。
跳馬では大差は開かないような気がします。
平行棒
日本:20.2(加藤6.6、田中6.8、内村6.8)
中国:21.7(尤浩7.4、林超攀7.0、鄧書弟7.3)
「中国の平行棒は最強」と自称していますが、3選手が7.0以上の構成を実施してきます。
昨年の世界選手権・種目別決勝の金メダリストの尤浩(ヨウ・ハオ)選手、銅メダリストの鄧書弟(デン・シュウディ)選手がさらにDスコアを上げて、一気に追い上げにきます。
48点近い点数を出してくると思いますが、2014年の世界選手権では鄧書弟選手がバブサーでミスをしたので、全種目で演技するとなると7.3あるいは7.1の構成をミスなく通せるのかどうかということもあります。
日本は昨年の世界選手権では田中佑典選手が落下したとしても、45.665点と平均で15点に乗っているので、そこまで大きく離されないとは思います。
鉄棒
日本:21.3(加藤6.9、田中7.3、内村7.1)
中国:21.4(鄧書弟6.8、林超攀7.1、張成龍7.5)
やはり日本に立ちはだかるのは張成龍(チャン・チェンロン)選手でしょうか。
今年は7.5の構成が安定して好調だとみて良いと思います。
日本の合計Dスコア:119.1
中国の合計Dスコア:121.0
現時点での中国の合計Dスコアは121.0で日本と2点程度離れていると思います。
中国としてはあん馬でどこまで点を伸ばせるか、全種目を演技することが濃厚な鄧書弟(デン・シュウディ)選手が6種目大きなミスなく通せるかどうかが不安材料だと思います。