2021北九州世界選手権・予選、個人総合暫定1位の橋本大輝選手の演技です。
■ゆか
Dスコア:6.0(E2 D3 C5 CV:0.3)
Eスコア:8.733
得点:14.733
冒頭は「リ・ジョンソン」ではなく「かかえ込み新月面宙返り」にしてDスコア6.0の構成でした。
■あん馬
Dスコア:6.4(E4 D6)
Dスコア:5.2(E2 D2 C4 B1)
Eスコア:8.133
得点:13.333
「ホンマ十字懸垂」ですが十字懸垂に持ち込む際に肩の高さが45度を超えて逸脱しているため難度不認定になったのだと思います。
2番目の「ナカヤマ十字懸垂」もかなり怪しい実施でこちらも難度不認定となる可能性が十分にあります。
■跳馬
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:9.466
得点:15.066
つり輪で難度不認定がありましたが引きずらないでしっかり着地を止める実施をしてくるのは本当に凄いと思います。
■平行棒
Dスコア:6.2(F1 E2 D5 C2)
Eスコア:9.000
得点:15.200
ポディウムトレーニングでは落下する場面も見られた「棒下宙返り1/2ひねり倒立」ですが試合では素晴らしい実施を見せてくれました。
下り技もひねって下りて15.200の高得点をマークしました。
■鉄棒
Dスコア:6.5(G1 E3 D4 C1 B1 CV:0.2)
Eスコア:8.133
得点:14.633
放れ技の持つ位置が素晴らしいです。
技順 | グループ | 技と技の内容(通称など) | 難度 | 組み合わせ加点 |
---|---|---|---|---|
1 | Ⅲ | ロンダート~後転とび~ 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり(かかえ込み新月面宙返り) | E | |
2 | Ⅱ | 前方伸身宙返り1回ひねり | C | |
3 | Ⅱ | +前方伸身宙返り2回半ひねり | E | 0.1 |
4 | Ⅲ | ロンダート~ 後方伸身宙返り2回半ひねり | D | |
5 | Ⅱ | +前方伸身宙返り2回ひねり | D | 0.2 |
6 | Ⅲ | ロンダート~ 後方伸身宙返り1回半ひねり | C | |
7 | Ⅱ | 〜前方伸身宙返り1回半ひねり | C | |
8 | Ⅲ | ロンダート~ 後方伸身宙返り2回ひねり | C | |
9 | Ⅰ | 開脚座から伸腕屈身力十字倒立 | C | |
10 | Ⅲ | ロンダート~ 後方伸身宙返り3回ひねり | D |
Eスコア:8.733
得点:14.733
冒頭は「リ・ジョンソン」ではなく「かかえ込み新月面宙返り」にしてDスコア6.0の構成でした。
■あん馬
技順 | グループ | 技と技の内容(通称など) | 難度 |
---|---|---|---|
1 | Ⅱ | アイヒホルン 横向き開脚旋回1回ひねり移動(2回以内の旋回で逆馬端へ移動し再び戻る) | E |
2 | Ⅱ | 横向き開脚旋回1回ひねり(2回以内の旋回で):横向き開脚旋回シュピンデル | D |
3 | Ⅰ | 逆交差(セア)倒立:逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持 | D |
4 | Ⅱ | E難度のフロップ:1ポメル上で4フロップ 横から横でシュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→横から横でシュテクリB | E |
5 | Ⅱ | D難度のコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向 横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向 | D |
6 | Ⅲ | トン・フェイ:縦向き~横向き支持 下向き正転向移動:1馬端で縦向き~5馬端で横向き支持 ポメルまたはポメル間に着手なしで下向き(ロシアン)270°転向 | D |
7 | Ⅲ | ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動 | D |
8 | Ⅲ | 開脚マジャール移動:縦向き開脚旋回前移動3/3部分(1馬端~3あん部馬背~5馬端) | E |
9 | Ⅲ | 開脚シバド移動:縦向き開脚旋回後ろ移動3/3部分(1馬端~3あん部馬背~5馬端) | E |
10 | Ⅳ | 1ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り | D |
Eスコア:8.675
得点:15.075
Eフロップでふらつきが見られ旋回が小さくなる場面も見えましたがすぐに修正し、演技を通しました。
■つり輪Eフロップでふらつきが見られ旋回が小さくなる場面も見えましたがすぐに修正し、演技を通しました。
技順 | グループ | 技と技の内容(通称など) | 難度 |
---|---|---|---|
1 | Ⅲ | 後方け上がり中水平支持 | E |
2 | Ⅱ | ナカヤマ十字懸垂:背面水平懸垂経過十字懸垂 | D |
3 | Ⅰ | ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂 | C |
4 | Ⅰ | ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂 ホンマ十字懸垂:肩が輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂がおそらく難度不認定 | D |
5 | Ⅲ | 後ろ振り上がり開脚上水平支持 | C |
6 | Ⅰ | ほん転逆上がり倒立 | C |
7 | Ⅰ | 後ろ振り上がり倒立 | C |
8 | Ⅰ | 後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過 | B |
9 | Ⅳ | 後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(新月面宙返り下り) | E |
10 |
Eスコア:8.133
得点:13.333
「ホンマ十字懸垂」ですが十字懸垂に持ち込む際に肩の高さが45度を超えて逸脱しているため難度不認定になったのだと思います。
2番目の「ナカヤマ十字懸垂」もかなり怪しい実施でこちらも難度不認定となる可能性が十分にあります。
仮に「ナカヤマ十字懸垂」が難度不認定となるとグループⅡの技がなくなりグループ得点の0.5が得られないことになりDスコアは大きく下がってしまうことになってしまいます。
■跳馬
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:9.466
得点:15.066
つり輪で難度不認定がありましたが引きずらないでしっかり着地を止める実施をしてくるのは本当に凄いと思います。
■平行棒
技順 | グループ | 技と技の内容(通称など) | 難度 |
---|---|---|---|
1 | Ⅱ | 後ろ振り(腕支持)上がり前方屈身宙返り支持(ホンマ、ソニック) | D |
2 | Ⅰ | ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持 | D |
3 | Ⅲ | 棒下宙返り1/2ひねり倒立 | E |
4 | Ⅲ | 棒下宙返り倒立 | D |
5 | Ⅲ | 後方車輪倒立:ケンモツ | C |
6 | Ⅰ | 前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持(爆弾カット) | D |
7 | Ⅲ | バブサー 倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、 伸身かつ水平位で懸垂 | E |
8 | Ⅲ | ティッペルト 倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立 | D |
9 | Ⅰ | 前振り1/2ひねり倒立:ツイスト | C |
10 | Ⅳ | 前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下り | F |
Eスコア:9.000
得点:15.200
ポディウムトレーニングでは落下する場面も見られた「棒下宙返り1/2ひねり倒立」ですが試合では素晴らしい実施を見せてくれました。
下り技もひねって下りて15.200の高得点をマークしました。
■鉄棒
技順 | グループ | 技と技の内容(通称など) | 難度 | 組み合わせ加点 |
---|---|---|---|---|
1 | Ⅲ | アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立 | D | |
2 | Ⅱ | カッシーナ:伸身コールマン バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂 | G | |
3 | Ⅱ | コールマン バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂 | E | |
4 | Ⅱ | 伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂 | D | |
5 | Ⅱ | +リンチ 懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立 | D | 0.2 |
6 | Ⅲ | アドラー1回ひねり両逆手倒立 前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立 | E | |
7 | Ⅱ | ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂 | D | |
8 | Ⅲ | シュタルダー:後方開脚浮腰回転倒立 | B | |
9 | Ⅰ | クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン) | C | |
10 | Ⅳ | 後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り) | E |
Eスコア:8.133
得点:14.633
放れ技の持つ位置が素晴らしいです。
合計Dスコア:35.9(ゆか6.0、あん馬6.4、つり輪5.2、跳馬5.6、平行棒6.2、鉄棒6.5)
合計Eスコア:52.140
得点:88.040
つり輪の不認定以外は素晴らしい演技で88.040をマークしました。
予定しているDスコアは36.3で金メダル争いをするであろう張博恒(チャン・ボーホン/チョウ・ハクコウ)選手(中国)は36.1と差はないと言っていいと思います。
実施勝負でミスの少ない選手が勝つ手に汗握る試合展開になると思います。
合計Eスコア:52.140
得点:88.040
つり輪の不認定以外は素晴らしい演技で88.040をマークしました。
予定しているDスコアは36.3で金メダル争いをするであろう張博恒(チャン・ボーホン/チョウ・ハクコウ)選手(中国)は36.1と差はないと言っていいと思います。
実施勝負でミスの少ない選手が勝つ手に汗握る試合展開になると思います。
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