2016リオ五輪・団体決勝、1位の内村航平選手の演技です。
■あん馬
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技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差(セア)倒立:逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、下ろして逆交差入れ支持
D
2両ポメル上での横向き旋回
A
31ポメル上での縦向き旋回:縦横ループ
B
4E難度のフロップ:1ポメル上で4フロップ
横横でシュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→横横でシュテクリB
E
5D難度のコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
6ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動D
7ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動E
8
マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
10dsA(ダイレクトシュテクリA)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下りD
Dスコア:6.2(E2 D6 B1 A1)
Eスコア:8.900
得点:15.100
日本はあん馬からのスタートです。
2013年から幾度となく見せてくれた“物凄く精度の高いいつも通り”の演技を実施し、素晴らしいスタートを切ります。

■つり輪
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技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり中水平支持E
2
け上がり支持~
中水平支持:(け上がり中水平支持)
A
D
3後方伸腕伸身逆上がり(後転)十字懸垂:アザリアンD
4後ろ振り上がり倒立
C
5屈身ヤマワキ:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサンD
6ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
7ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂D
8ほん転逆上がり倒立C
9後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過B
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(かかえ込み新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.2(E2 D4 C3 B1)
Eスコア:8.600
得点:14.800
2016年用の中水平支持を2技取り入れた演技構成。
「ホンマ十字懸垂(D)」の持込がいつもよりゆっくりしているように見え、素晴らしい実施だと思います。
全日本個人総合選手権、NHK杯で少し乱れた「ほん転逆上がり倒立(C)」も修正し、着地も僅かに後ろへ動く程度にまとめました。

■跳馬
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リー・シャオペン(ロンダートから1/2ひねり前転跳び前方伸身宙返り2回半ひねり)
Dスコア:6.2
Eスコア:9.400
得点:15.600
着地は後ろに動きますが素晴らしい実施。
気持ちが前面に出たガッツポーズを見せます。

■平行棒
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技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
3棒下宙返り1/2ひねり倒立E
4棒下宙返り倒立
D
5屈身ベーレ:懸垂前振り(後方車輪)後方屈身2回宙返り腕支持E
6ハラダ:前振り(腕支持)上がり後方かかえ込み宙返り1/2ひねり腕支持
(アームライヘルト)
D
7モリスエ:棒上後方かかえ込み2回宙返り腕支持D
8後方車輪から後方かかえ込み宙返り1/2ひねり腕支持:(車輪ライヘルト)D
9前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持:(爆弾カット)D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.8(E3 D7)
Eスコア:8.566
得点:15.366
「棒下宙返り1/2ひねり倒立(E)」が倒立にはまらず少し流れてしまう実施になってしまいましたが、それ以外は素晴らしい演技です。

■鉄棒
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技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1屈身コバチ:バーを越えながら、後方屈身2回宙返り懸垂E
2カッシーナ(伸身コールマン)
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
3シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手
後方開脚浮腰回転倒立とび1回半ひねり片大逆手
D
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
5+コールマン:バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂F0.1
6アドラー1回ひねり片逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
7ヤマワキ(伸身コスミック)
後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂
D
8エンドー:前方開脚浮腰回転倒立B
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)
E
Dスコア:7.0(G1 F1 E2 D4 C1 B1 CV:0.1)
Eスコア:8.166
得点:15.166
予選では落下してしまった「屈身コバチ(E)」ですが団体決勝では見事に修正し、いつも通りの素晴らしい実施を見せました。
アドラー1回ひねり片逆手倒立(D)」で車輪が戻ってしまった以外は素晴らしい演技を見せました。

■ゆか
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技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点

1


ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回半ひねり:ゴンザレス

E

2
+前方伸身宙返り1回半ひねりC0.1
3前方かかえ込み宙返り1回ひねりC
4+前方伸身宙返り2回半ひねりE0.1
5
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

6+前方伸身宙返り2回ひねりD0.2
7
ロンダート~後転とび~
後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり:(かかえ込み新月面宙返り)

E
 
8フェドルチェンコ:下向き(ロシアン)1080°転向
C
9
ロンダート~後転とび~
トーマス転:後ろび1回半ひねり前方かかえ込み宙返り転

D

10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:6.9(E3 D4 C3 CV:0.4)
Eスコア:8.700
得点:15.600 
見事な演技で、ついにオリンピック団体金を獲得しました!

合計Dスコア:39.3(ゆか6.9、あん馬6.2、つり輪6.2、跳馬6.2、平行棒6.8、鉄棒7.0) 
合計Eスコア:52.298
合計得点:91.958
ライバル中国は2015世界選手権に続きミスが多く出たため、2.972の大差をつけて日本が金メダルに輝きました。
中国がDスコアを上げ続けた背景には日本からのプレッシャーが重くのしかかっていたのだと思います。

2014年に地元開催での中国を0.1点差まで追い詰めたことから始まり、6年にわたって個人総合世界一に君臨し続ける内村航平選手が美しい体操のまま39.4までDスコアを上げたこと、団体戦で大きなミスをせず世界一の安定感を誇った加藤凌平選手、世界一のゆかの白井健三選手、日本の美しい体操を象徴する田中佑典選手、この4選手では埋められない種目を得意とする山室光史選手……この5選手が揃ったこと。

これらの要因が中国にとってはかなりのプレッシャーとなり積み重なったことで中国は自分を見失い、DスコアとEスコアのバランス崩壊が起こりミス多発を生んだのだと思います。

本当に凄く強かった中国を日本が実力でねじ伏せた歴史的な大勝利だったと思います。