2016NHK杯・個人総合決勝、8連覇の内村航平選手の演技です。
■ゆか

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点

1


ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回半ひねり:ゴンザレス

E

2
+前方伸身宙返り1回半ひねりC0.1
3前方かかえ込み宙返り1回ひねりC
4+前方伸身宙返り2回半ひねりE0.1
5
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

6+前方伸身宙返り2回ひねりD0.2
7
ロンダート~後転とび~
後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり:(かかえ込み新月面宙返り)

E

8フェドルチェンコ:下向き(ロシアン)1080°転向
C
9
ロンダート~後転とび~
トーマス転:後ろび1回半ひねり前方かかえ込み宙返り転

D

10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:6.9(E3 D4 C3 CV:0.4)
Eスコア:9.000
得点:15.900 
全日本選手権ではひねり不足が見られた「前方伸身宙返り2回半ひねり(E)」ですがここではひねり切り着地もほぼ動かないという素晴らしい実施でした。
15.900の高得点でスタートを切ります。

■あん馬

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差(セア)倒立:逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、下ろして逆交差入れ支持
D
2両ポメル上での横向き旋回
A
31ポメル上での縦向き旋回:縦横ループ
B
4E難度のフロップ:1ポメル上で4フロップ
横横でシュテクリB→横縦ループ→縦横ループ→横横でシュテクリB
E
5D難度のコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
6ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動D
7ウ・グォニアン:下向き(ロシアン)720°転向3/3部分移動E
8
マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
10dsA(ダイレクトシュテクリA)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下りD
Dスコア:6.2(E2 D6 B1 A1)
Eスコア:9.100
得点:15.300
あん馬はいつも通りの素晴らしい実施です。

■つり輪

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり中水平支持E
2
け上がり支持~
中水平支持:(け上がり中水平支持)
A
D
3後方伸腕伸身逆上がり(後転)十字懸垂:アザリアンD
4後ろ振り上がり倒立
C
5屈身ヤマワキ:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサンD
6ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
7ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂D
8ほん転逆上がり倒立C
9後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過B
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(かかえ込み新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.2(E2 D4 C3 B1)
Eスコア:8.600
得点:14.800
全日本個人総合選手権に続き「ほん転逆上がり倒立(C)」の実施が少し気になりますが、着地は腰の位置が高い素晴らしい実施を見せました。

■跳馬

リー・シャオペン(ロンダートから1/2ひねり前転跳び前方伸身宙返り2回半ひねり)
Dスコア:6.2
Eスコア:9.400
得点:15.600
着地姿勢が少し低くなってしまいましたが、弾む程度で抑えた素晴らしい実施だと思います。

■平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
2ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
3棒下宙返り1/2ひねり倒立E
4棒下宙返り倒立
D
5屈身ベーレ:懸垂前振り(後方車輪)後方屈身2回宙返り腕支持E
6ハラダ:前振り(腕支持)上がり後方かかえ込み宙返り1/2ひねり腕支持
(アームライヘルト)
D
7モリスエ:棒上後方かかえ込み2回宙返り腕支持D
8後方車輪から後方かかえ込み宙返り1/2ひねり腕支持:(車輪ライヘルト)D
9前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持:(爆弾カット)D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.8(E3 D7)
Eスコア:8.800
得点:15.600
全日本選手権でミスの出た「マクーツ(E)」ですがNHK杯では修正し、最後まで素晴らしい演技を実施しました。

■鉄棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1屈身コバチ:バーを越えながら、後方屈身2回宙返り懸垂E
2カッシーナ(伸身コールマン)
バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂
G
3シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手
後方開脚浮腰回転倒立とび1回半ひねり片大逆手
D
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
5+コールマン:バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂F0.1
6アドラー1回ひねり片逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
7+ヤマワキ(伸身コスミック)
後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂
D0.1
8エンドー:前方開脚浮腰回転倒立B
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)
E
Dスコア:7.1(G1 F1 E2 D4 C1 B1 CV:0.2)
Eスコア:9.050
得点:16.150
自身最高難度の39.4の構成をついにミスなく通しました。
着地も完璧に決めて会場のファンから拍手が鳴り止まずいつもより長く続いているように感じました。
私も観戦していたのですが、リオ五輪への期待が高まる最高の演技を見せてくれた内村航平選手に感謝を込めて拍手し続けました。
それに応えて内村航平選手もファンと被災地へ向けたパフォーマンスを見せてくれました。

合計Dスコア:39.4(ゆか6.9、あん馬6.2、つり輪6.2、跳馬6.2、平行棒6.8、鉄棒7.1) 
合計Eスコア:53.950
合計得点:93.350
今まで2015全日本シニア選手権、2015世界選手権の予選と団体決勝、2016全日本個人総合選手権決勝で39.4の構成の実施を試みましたが4回全てでミスが出てしまいました。
しかし5回目のチャレンジとなる2016NHK杯・個人総合決勝で初めて39.4の構成をミスなく通し、93.350という超高得点をマークしました。
リオ五輪へ弾みをつける素晴らしい演技となったと思います。