2019世界選手権・団体決勝、銀メダルの中国の演技構成です。
ロシアと同様に一部映像のない演技もありますが中国の演技を振り返って行きたいと思います。
リザルトは以下の通りです。
EF26B6A9-226C-40FA-A140-341A6B8E4A22

 
■ゆか
#1 林超攀(リン・チャオパン/リン・チョウハン)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1前方屈身2回宙返り1/2ひねりF
2
ロンダート~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

3+前方伸身宙返り2回ひねり
D0.2
4前方屈身2回宙返りE
5前方伸身宙返り1回ひねりC
6+前方伸身宙返り2回半ひねりE0.1
7フェドルチェンコ:下向き(ロシアン)1080°転向C
8開脚座から伸腕屈身力十字倒立C
9
ロンダート~
後方伸身宙返り2回ひねり

C

10
ロンダート~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:6.2(F1 E2 D3 C4 CV:0.3の6.3に見えます)
Eスコア:8.300
減点:0.3
得点:14.200
今年の中国の最初の演技者は林超攀選手でした。
6.2のフル構成でゆかは得意種目と言っていいほどの完成度に仕上げてきました。

#2 肖若騰(シャオ・ルオテン/ショウ・ジャクトウ)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1前方伸身宙返り2回半ひねり
E
2
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回半ひねり:ゴンザレス

E

3+前方伸身宙返り1/2ひねり
B0.1
4
ロンダート~後転とび~
後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり(新月面宙返り) 

E

5
ロンダート~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

6+前方伸身宙返り2回ひねりD0.2
7開脚旋回1回ひねり(シュピンデル)倒立1回ひねり下ろして開脚旋回
(シュピンデル・ゴゴラーゼ)
D
8ゴゴラーゼ
開脚旋回倒立1回ひねり下ろして開脚旋回
C
9
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2回ひねり

C

10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:6.2(E3 D4 C2 B1 CV:0.3)
Eスコア:8.833
得点:15.033
肖若騰選手がゆかで失敗しやすい「前方伸身宙返り2回半ひねり」ですが今年は予選から種目別決勝までノーミスでした。
丁寧な実施で着地を決めて15点を超える高得点をマーク。
個人的には肖若騰選手のような肩幅で手を着き頭の位置が高いロンダートが好きです。

#3 鄧書弟(デン・シュウディ/トウ・ショテイ)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1
前転とび~
前方屈身2回宙返り1/2ひねり

F

2前方伸身宙返り1回ひねり
C
3+前方伸身宙返り2回半ひねり
E0.1
4
ロンダート~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

5+前方伸身宙返り2回ひねりD0.2
6
ロンダート~
後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり(新月面宙返り)

E

7フェドルチェンコ:下向き(ロシアン)1080°転向C
8開脚座から伸腕屈身力十字倒立C
9
ロンダート~
後方伸身宙返り2回ひねり

C

10
ロンダート~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:6.3(F1 E2 D3 C4 CV:0.3)
Eスコア:8.100
減点:0.3
得点:14.100
ポディウム練習では6.5の構成を実施していましたが、本番では6.3の構成にしてきました。
サパタ(G:前方かかえ込み2回宙返り1回半ひねり)」なども実施出来る選手なのでまだDスコアは上げられそうです。
前方伸身宙返り1回ひねり~前方伸身宙返り2回半ひねりは高確率でラインオーバーしてしまうので課題として修正していくのだと思います。

中国のウイークポイントだったゆかでしたが見事に克服し、ロシアに0.5しか差をつけられなかったのでいいスタートを切ることが出来ました。

■あん馬
#1 孫煒(スン・ウェイ/ソン・イ)選手
映像なし
Dスコア:6.1
Eスコア:8.100
得点:14.200

#2 鄒敬園(ゾウ・ジンユアン/スウ・ケイエン)選手
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持
逆交差(セア)倒立
D
2リー・ニン:正交差(セア)倒立
正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持
D
3Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
横縦ループ→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
4横向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で):(横向きシュピンデル)
D
5Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
6馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
7マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
8シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分
1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端
D
9
1ポメル上での縦向き旋回(縦向き旋回前移動1/3部分)
1ポメル上での縦向き旋回(縦縦ループ) ※上の技の繰り返し
B
B
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:5.9(E1 D8 B1)
Eスコア:8.783
得点:14.683
ポディウムでは馬端馬背下向き(ロシアン)720°転向(C)を実施して6.0の構成でしたが本番ではこの5.9の構成でした。
種目別決勝でもマジャール・シュピンデルは実施しなかったため今後は抜いてくる可能性が高いと思います。

#3 肖若騰(シャオ・ルオテン/ショウ・ジャクトウ)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マジャール・シュピンデル
馬端中向き、縦向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で)
D
2トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
3ロス:下向き(ロシアン)360°転向3/3部分移動
D
4Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
縦縦ループ(縦向き旋回前移動1/3部分)→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
5逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持:逆交差(セア)倒立D
6Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
7
馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
8開脚マジャール移動:縦向き開脚旋回前移動3/3部分(1馬端~3あん部馬背~5馬端)E
9
開脚シバド移動:縦向き開脚旋回後ろ移動3/3部分(1馬端~3あん部馬背~5馬端)E
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:6.3(E3 D7)
Eスコア:8.600
得点:14.900
団体用の6.3の構成は余裕を持って演技しているように見えます。
Eスコア対策で交差倒立を一つ抜いていますがもし失敗したらグループⅠのグループ得点0.5が得られないためリスキーな構成ではあります。
会心の出来にガッツポーズが出ました。

■つり輪
#1 鄧書弟(デン・シュウディ/トウ・ショテイ)選手
映像なし。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後方伸腕伸身逆上がり中水平支持:後転中水平支持
F
2後ろ振り上がり中水平支持E
3ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂
D
4後ろ振り上がり上水平支持
D
5ほん転逆上がり倒立
C
6オニール(伸身グチョギー):後方伸身2回宙返り懸垂E
7前振り上がり十字懸垂C
8ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
9後ろ振り上がり倒立C
10
後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:(伸身新月面宙返り下り)F
Dスコア:6.2(F2 E2 D2 C4)
Eスコア:8.333
得点:14.533
映像はありませんがおそらくこの6.2の構成だと思います。

#2 孫煒(スン・ウェイ/ソン・イ)選手
日本では放送あり。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり上水平支持D
2中水平支持 
D
3アザリアン(後転十字懸垂):後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂D
4ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂
C
5後ろ振り上がり中水平支持
E
6屈身ヤマワキ(ジョナサン):前方屈身2回宙返り懸垂
D
7ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂D
8伸腕屈身力倒立B
9ほん転逆上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(新月面宙返り下り)E
Dスコア:5.9(E2 D5 C2 B1)
Eスコア:8.433
得点:14.233
日本では放送がありました。
実施は良好でしたが伸腕伸身力倒立(C)で難度認定されいた技は伸腕屈身力倒立(B)と判断されたようです。
下り技の着地は止めました。

#3 鄒敬園選手(ゾウ・ジンユアン/スウ・ケイエン)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり十字倒立D
2後ろ振り上がり中水平支持 
E
3ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂D
4ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂
C
5屈身ヤマワキ(ジョナサン):前方屈身2回宙返り懸垂D
6後ろ振り上がり上水平支持D
7中水平支持D
8十字懸垂B
9後ろ振り上がり倒立C
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(新月面宙返り下り)E
Dスコア:5.8(E2 D5 C2 B1)
Eスコア:8.700
得点:14.500
今年は鄒敬園選手がつり輪の演技をしました。
私の予想ですが肩の調子次第では東京五輪では6.1の構成を実施してくると思います。

■跳馬
#1 肖若騰(シャオ・ルオテン/ショウ・ジャクトウ)選手
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:8.733
得点:14.333
着地姿勢が低く右足で大きく前に一歩動きました。

#2 鄧書弟(デン・シュウディ/トウ・ショテイ)選手
日本では放送あり。
ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:9.266
得点:14.866
左足が若干ずれていましたが着地を止めました。

孫煒(スン・ウェイ/ソン・イ)選手

ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:9.200
得点:14.800
空中姿勢の素晴らしいロペス。
着地は両足で後ろに跳ねました。


■平行棒
#1 林超攀(リン・チャオパン/リン・チョウハン)選手
映像なし。
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り(腕支持)上がり前方屈身宙返り支持:(ホンマ、ソニック)
D
2ドミトリエンコ:前振り上がり(腕支持)後方かかえ込み2回宙返り腕支持 
(腕支持からのモリスエ=アームモリスエ)
E
3棒下宙返り1/2ひねり倒立E
4棒下宙返り倒立D
5後方車輪片腕支持1回ひねり倒立:(車輪ディアミドフ)D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7
バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8ティッペルト:倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.4(E4 D6)
Eスコア:8.258
得点:14.658
映像はありませんがおそらくこの6.4の構成だと思います。

#2 肖若騰(シャオ・ルオテン/ショウ・ジャクトウ)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1前振り(腕支持)上がり1/2ひねり倒立:(アームツイスト)
E
2ドミトリエンコ:前振り(腕支持)上がり後方かかえ込み2回宙返り腕支持
(腕支持からのモリスエ=アームモリスエ)
E
3ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
4棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5後方車輪倒立:ケンモツC
6棒下宙返り倒立
D
7ベーレ:懸垂前振り(後方車輪)後方かかえ込み2回宙返り腕支持D
8前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持:(爆弾カット)D
9ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.2(E3 D6 C1)
Eスコア:7.900
得点:14.100
ベーレと爆弾カットのあとの後ろ振り倒立がスムーズにいかないという肖若騰選手にとっては珍しいミスが出ました。
平行棒でロシアに差をつけたい中国としては痛いミスになったと思います。

#3 鄒敬園選手(ゾウ・ジンユアン/スウ・ケイエン)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ツォラキディス:(アームマクーツ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
G
2マクーツ
前振り片腕支持3/4ひねり単棒横向き倒立経過、
軸手を換えて後ろ振り片腕支持3/4ひねり支持
E
3リチャード:(アームディアミドフ)
前振り(腕支持)上がり片腕支持1回ひねり倒立
E
4
後方車輪倒立:ケンモツ
棒下宙返り1/2ひねり倒立
C
E
5棒下宙返り倒立D
6ササキ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き直接懸垂E
7バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
8
ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
9ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りF
Dスコア:7.0(G1 F1 E5 D3)
Eスコア:9.383
得点:16.383
予選ではティッペルトで器具上落下してしまいまさかの種目別決勝を逃した鄒敬園選手ですが団体決勝ではさすがとしか言いようのない実施で16.383をマークしロシアを逆転しました。
中国としてはほぼ予定通りの展開で最終種目の鉄棒に向かいます。

■鉄棒
#1 孫煒(スン・ウェイ/ソン・イ)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1懸垂振り出し倒立
A
2後ろ振り上がり倒立
A
3アドラー1回ひねり両逆手倒立
前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
5
伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂で落下
モズニク
懸垂前振り伸身背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立

E

6前方車輪1回ひねり大逆手C
7ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
8エンドー1/2ひねり倒立:前方開脚浮腰回転1/2ひねり倒立B
9シュタルダー:後方開脚浮腰回転倒立B
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:5.2(E3 D2 C1 B2 A2)
Eスコア:7.566
得点:12.766
伸身トカチェフでまさかの落下、リンチも実施しなかったため予定していた6.0の構成から大きく落とした5.2になってしまいました。

#2 鄧書弟(デン・シュウディ/トウ・ショテイ)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1懸垂振り出し倒立
A
2前方車輪1回ひねり大逆手
C
3伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂
D
4モズニク
懸垂前振り伸身背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
E
5アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立
D
6トカチェフ:懸垂前振り開脚背面とび越し懸垂
C
7リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D
8アドラー1回ひねり両逆手倒立:前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
D
9エンドー1/2ひねり倒立:前方開脚浮腰回転1/2ひねり倒立B
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:5.6(E3 D3 C2 B1 A1)
Eスコア:8.241
得点:13.481
鄧書弟選手の団体用の構成はおそらく6.0~6.1です。
今回はヤマワキ(D)を抜きエンドー1回ひねり大逆手を実施出来なかったためDスコアを落としてしまいました。

#3 林超攀(リン・チャオパン/リン・チョウハン)選手

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂D

2+リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D0.2
3アドラー1回ひねり両逆手倒立:前方浮腰回転振り出し1回ひねり両逆手倒立
E
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立
D
5コールマン
バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂
E
6モズニク
懸垂前振り伸身背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
E
7ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
8エンドー1回ひねり大逆手:前方開脚浮腰回転1回ひねり大逆手D
9前方車輪1回ひねり大逆手C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.5(E4 D5 C1 CV:0.2)
Eスコア:8.000
得点:14.500
孫煒選手の落下と鄧書弟選手がおそらく予定していた演技を出来なかったため追い詰められた中国。
金メダルに望みを残すためには絶対にミスの出来ない局面となった林超攀選手の鉄棒ですが、攻めの姿勢を見せ自身最高の6.5の構成を実施し見事に真価を発揮してくれました。
個人的にはかなり痺れた演技でした。

中国が実施出来たDスコアは黒文字、おそらく予定していたDスコアは赤文字にしてあります。

肖若騰
林超攀
鄧書弟
鄒敬園
孫煒
合計
ゆか6.26.26.3--18.7
あん馬6.3--5.96.1(6.3)18.3(18.5)
つり輪--6.25.85.817.9
跳馬5.6-5.6-5.616.8
平行棒6.26.4-7.0-19.6
鉄棒-6.55.6(6.1)-5.2(6.0)17.3(18.6)






108.6(110.1)

中国は鉄棒で崩れて鉄棒だけでDスコアを1.3落としてしまい団体決勝でロシアに金メダルを譲りました。
課題のゆかはクリアしたものの鉄棒に魔物が潜んでいました。
東京五輪までにどう克服してくるのか楽しみです。