2018世界選手権・個人総合決勝、銀メダルの肖若騰(シャオ・ルオテン/ショウ・ジャクトウ)選手(中国)の演技です。
■ゆか

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回半ひねり:ゴンザレス

E

2+前方伸身宙返り1/2ひねりB
0.1
3
ロンダート~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

4+前方伸身宙返り2回ひねり D0.2
5
ロンダート~後転とび~
後方伸身2回宙返り

D

6前方伸身宙返り2回半ひねりE

7開脚旋回1回ひねり(シュピンデル)倒立1回ひねり下ろして開脚旋回
(シュピンデル・ゴゴラーゼ)
D
8ゴゴラーゼ:開脚旋回倒立1回ひねり下ろして開脚旋回C
9
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2回ひねり

C

10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:6.1(E2 D5 C2 B1 CV:0.3)
Eスコア:8.033
得点:14.133
肖若騰選手の最初の山場となる団体決勝で転倒した前方伸身宙返り2回半ひねりでしたが、個人総合決勝でも前に数歩動いてしまいました。
最初はDスコアが5.9でしたが問い合わせにより6.1に訂正されました。

■あん馬
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1マジャール・シュピンデル
馬端中向き、縦向き旋回1回ひねり(2回以内の旋回で)
D
2トン・フェイ:縦向き~縦向き支持
下向き正転向移動(馬端から両ポメルを越えて下向き(ロシアン)180°転向 )
D
3Eフロップ:1ポメル上で4フロップ
縦縦ループ(縦向き旋回前移動1/3部分)→縦横ループ→シュテクリB→シュテクリB
E
4正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持:正交差(セア)倒立
D
5逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして正交差入れ支持:逆交差(セア)倒立D
6Dコンバイン:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向
縦縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向
D
7
馬端馬背下向き(ロシアン)1080°転向D
8マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分(1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端)D
9
シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分(1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端)D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:6.1(E1 D9)
Eスコア:8.600
得点:14.700
日本では放送されました。
予選・団体決勝と同様に綺麗な旋回で安定した演技でした。
種目別決勝でもメダルが期待されます。

■つり輪

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1後ろ振り上がり上水平支持D
2中水平支持D
3Ⅱ アザリアン(後転十字懸垂):後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂
D
4ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂
C
5後ろ振り上がり中水平支持
E
6ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂
D
7後ろ振り上がり十字懸垂C
8ほん転逆上がり倒立C
9後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過B
10後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り:(新月面宙返り下り)
E
Dスコア:5.7(E2 D4 C3 B1)
Eスコア:8.633
得点:14.333
力技の姿勢が良いと思います。
着地も止めました。

■跳馬

ロペス:伸身カサマツ跳び(側転跳び1/4ひねり前方伸身宙返り1/2ひねり)2回ひねり
Dスコア:5.6
Eスコア:9.266
得点:14.866
入りでほぼ脚を開かず、伸身姿勢も綺麗に見えます。
開き局面を見せて余裕のある実施です。

■平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1前振り(腕支持)上がり1/2ひねり倒立:(アームツイスト)
E
2ドミトリエンコ:前振り(腕支持)上がり後方かかえ込み2回宙返り腕支持
(腕支持からのモリスエ=アームモリスエ)
E
3ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
4棒下宙返り1/2ひねり倒立
E
5後方車輪倒立:ケンモツC
6棒下宙返り倒立
D
7ベーレ:懸垂前振り(後方車輪)後方かかえ込み2回宙返り腕支持D
8前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持:(爆弾カット)D
9ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
10後方屈身2回宙返り下りD
Dスコア:6.2(E3 D6 C1)
Eスコア:9.133
得点:15.333
平行棒の第一演技者として素晴らしい演技を見せてくれました。
どの技も綺麗に軽やかに実施しているのが印象的です。

■鉄棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1リューキン(伸身トカチェフ1回ひねり)
懸垂前振り、伸身背面とび越し1回ひねり懸垂
F
2エンドー1回ひねり片大逆手:前方開脚浮腰回転倒立1回ひねり片大逆手
C
3伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂
D
4トカチェフ:懸垂前振り開脚背面とび越し懸垂
C
5リンチ
懸垂前振り開脚背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
D
6アドラー1回ひねり片逆手倒立:前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立
D
7~ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂
D
8アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
9クースト:後方とび車輪1回ひねり(ホップターン)
C
10後方伸身2回宙返り2回ひねり下り:ワタナベ(伸身新月面宙返り下り)E
Dスコア:6.0(F1 E1 D5 C3)
Eスコア:8.233
得点:14.233
金メダルのかかった大一番で一歩も引くことのない強気な演技を見せました。
団体決勝で落下したリューキンを決めて、リンチを持つ位置も素晴らしく、下り技での開きも凄いです。
リューキンに気を使いすぎたのかエンドー1回ひねりが片大逆手になってしまいDスコアを0.1落としてしまう形になりました。
ここで大逆手が出来ていればあるいは金メダルだったのかも知れません。

合計Dスコア:35.7(ゆか6.1、あん馬6.1、つり輪5.7、跳馬5.6、平行棒6.2、鉄棒6.0)
合計Eスコア:51.898
合計得点:87.598
タイブレークにより一番点数の低いゆかを抜いた5種目の得点:73.465

団体決勝で大過失の出たゆかと鉄棒を修正し、タイブレークにより2位となりましたが6種目で綺麗な演技を見せました。

Dスコアを優先し結果として実施が粗くなっているイメージの強かった中国ですが、4位になった孫煒(スン・ウェイ/ソン・イ)選手を含めてそのイメージを払拭するような中国勢の美しい体操が個人総合決勝で目立っていたと思います。