2018世界選手権・個人総合決勝、金メダルのアルトゥール・ダラロヤン選手(ロシア)の演技です。
■ゆか
技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1前方伸身宙返り1回ひねりC
2+前方伸身宙返り2回半ひねりE0.1
3
前方伸身宙返り
~前方屈身2回宙返り
B
E

4ロンダート~後転とび~
後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり:(新月面宙返り)
E
5
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り2回半ひねり

D

6+前方伸身宙返り2回ひねり 
D0.2
7ロンダート~
後方伸身宙返り1回半ひねり
C
8~前方伸身宙返り1回半ひねり
C
9開脚座から伸腕屈身力十字倒立C
10
ロンダート~後転とび~
後方伸身宙返り3回ひねり

D

Dスコア:6.2(E3 D3 C4 CV:0.3)
Eスコア:8.600
得点:14.800
日本でも海外のライブストリーミングでも放送はありませんでした。
Dスコア6.2なのでおそらくこの構成だと思います。

■あん馬

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、反対の腕で下ろして逆交差入れ支持:逆交差(セア)倒立 D
2両ポメル上で下向き転向:チェコ式ケーレ(フクガ)
B
3Ⅱ Dフロップ:1ポメル上で3フロップ
横縦ループ→縦横ループ→シュテクリB
D
4ブスナリ
下向き逆移動(逆リア)倒立1回ひねり3/3部分移動下ろして開脚旋回
F
5正面横移動連続(あん部馬背着手)
C
6DSB(ダイレクトシュテクリB)
B
7縦向き旋回後ろ移動2/3部分
B
8マジャール移動:縦向き旋回前移動3/3部分(1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端)
D
9シバド移動:縦向き旋回後ろ移動3/3部分(1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端)
D
101ポメル上縦向き旋回(縦横ループ)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り
D
Dスコア:5.5(F1 D5 C1 B3)
Eスコア:7.900
得点:13.400
予選で落下し下り技がC難度になるなどのミスが出たあん馬ですが、個人総合決勝ではしっかりと決めてきました。

■つり輪

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1ゆっくりと後方伸腕伸身逆上がり中水平支持:(後転中水平支持)
F
2後方け上がり中水平支持E
3Ⅱ ナカヤマ十字懸垂:背面水平懸垂経過十字懸垂D
4ジョナサン(屈身ヤマワキ):前方屈身2回宙返り懸垂
D
5ヤマワキ:前方かかえ込み2回宙返り懸垂C
6ホンマ十字懸垂:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂
D
7後ろ振り上がり開脚上水平支持
C
8ほん転逆上がり倒立C
9後ろ振り上がり倒立C
10後方伸身2回宙返り1回ひねり下り:(伸身ムーサルト下り)D
Dスコア:5.9(F1 E1 D4 C4)
Eスコア:8.633
得点:14.533
二つの中水平の肘の緩みがやや気になりますが、倒立は美しく決めてEスコア8.633と高い評価を得ました。

■跳馬

ブラニク:前転跳び前方屈身2回宙返り(屈身ローチェ)
Dスコア:5.6
Eスコア:9.533
得点:15.133
跳馬は伸身ユルチェンコ3回ひねり(シライ/キム・ヒフン)ではなくブラニクを跳びました。
2回目の宙返りの屈身姿勢がやや気になりますが、着地はほぼ止めて高得点を出しました。

■平行棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度
1正面横向き立ちから遠い方の棒を握り逆上がり1/4ひねり倒立D
2リチャード:前振り(腕支持)上がり1回ひねり倒立 (アームディアミドフ)E
3前振り(腕支持)上がり1/2ひねり倒立:(アームツイスト)E
4ティッペルト
倒立から伸膝で振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き倒立
D
5バブサー
倒立から振り下ろし懸垂前振り上がり開脚抜き、伸身かつ水平位で懸垂
E
6前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持:(爆弾カット)
D
7ヒーリー:後ろ振り片腕支持1回ひねり支持D
8後ろ振り(腕支持)上がり前方屈身宙返り支持:(ホンマ、ソニック)D
9前振り1/2ひねり倒立:(ツイスト)C
10前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり下りF
Dスコア:6.4(F1 E3 D5 C1)
Eスコア:9.166
得点:15.566
団体決勝で入りの技でまさかの落下をしてしまい銀メダル確定後には悔し涙を堪え切れませんでしたが、それを払拭するかのような完璧な演技で15.566の高得点をマークし第5ローテーションを終えてトップに立ちました。


■鉄棒

技順グループ
技と技の内容(通称など)難度組み合わせ加点
1屈身コバチ:バーを越えながら、後方屈身2回宙返り懸垂E
2コバチ:バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り懸垂D
3モズニク
懸垂前振り伸身背面とび越し1/2ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立
E
4アドラー1/2ひねり倒立:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立D
5伸身トカチェフ:懸垂前振り伸身背面とび越し懸垂
D
6アドラー倒立:前方浮腰回転振り出し倒立C
7大逆手車輪B
8ヤマワキ(伸身コスミック):後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂D
9シュタルダー:後方開脚浮腰回転倒立B
10後方伸身2回宙返り1回ひねり下り:(伸身ムーンサルト下り)D
Dスコア:5.7(E2 D5 C1 B2)
Eスコア:8.466
得点:14.166
予定していた構成を強気に実施し、着地を止めて14.166の高得点をマーク。
アドラー1回ひねり片逆手やフェドルチェンコなどを実施出来る選手なので、鉄棒は演技構成を模索している段階だと予想されます。

合計Dスコア:35.3(ゆか6.2、あん馬5.5、つり輪5.9、跳馬5.6、平行棒6.4、鉄棒5.7)
合計Eスコア:52.298
合計得点:87.598
タイブレークにより一番点数の低いあん馬を抜いた5種目の得点:74.198

上位選手による熾烈でしびれる試合展開となりました。
最後は肖若騰(シャオ・ルオテン/ショウ・ジャクトウ)選手(中国)とまさかの同じ点数になりましたが、タイブレークによりダラロヤン選手が初の個人総合王者に輝きました。