日本と中国の演技を1種目ごとに分けて構成とDスコアを見て行きたいという企画の3回目なのでつり輪です。
■日本
#1 加藤凌平選手
#2 田中佑典選手
下り技は「後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(F:伸身伸身月面宙返り下り)」で下りるのかはわかりません。
つり輪の合計Dスコア:19.0(加藤6.2、田中6.2、山室6.6)
つり輪の合計得点:44.450
つり輪で内村選手を休ませる作戦です。
「まだこのブログの管理人はつり輪で内村を休ませるとか言ってるのか。得点を考えれば内村だし、内村自身が6種目出るって言ってるだろ」という意見もあると思うので、僕が考えていることを二つ書きます。
1.中水平を二つ入れる構成に変えたことによって、疲れからか「ほん逆上がり倒立」の精度が落ちているように見える。
2.跳馬のリー・シャオペンに集中して欲しい。
ということを考えています。
1はそのままで、全日本個人総合選手権とNHK杯ではいつもの「ほん逆上がり倒立」ではないように見えたからです。
2はやはりヨー2のように「何も考えない状態」でリー・シャオペンを跳べる境地には至っていないのかなと思い、つり輪で休んでリー・シャオペンに備えて欲しいと思っています。
中国は46点を超える可能性が高く、つり輪で2点程度差を詰められる展開になると予想されます。
つり輪の合計Dスコア:中国:20.3(鄧書弟6.4、劉洋6.9、尤浩7.0)
つり輪の合計得点:46.700
Dスコアの差は中国が1.3上回ります。
あまりつり輪が強いとは言えませんが、鄧書弟(デン・シュウディ)選手がさらにDスコアを上げる可能性は高いです。
#1 加藤凌平選手
①Ⅲ:後ろ振り上がり十字倒立(D)
②Ⅱ:後ろ振り上がり倒立(C)
③Ⅰ:屈身グチョギー(D:後方屈身2回宙返り懸垂)
④Ⅰ:グチョギー(C:後方かかえ込み2回宙返り懸垂)
③Ⅰ:屈身グチョギー(D:後方屈身2回宙返り懸垂)
④Ⅰ:グチョギー(C:後方かかえ込み2回宙返り懸垂)
⑤Ⅳ:後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂(D:アザリアン)
⑥Ⅰ:ヤマワキ(C:前方かかえ込み2回宙返り懸垂)
⑦Ⅰ:屈身ヤマワキ(D:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン)
⑧Ⅲ:ホンマ十字懸垂(D:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂)
⑨Ⅱ:ほん転逆上がり倒立(C)
⑧Ⅲ:ホンマ十字懸垂(D:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂)
⑨Ⅱ:ほん転逆上がり倒立(C)
○Ⅰ:後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過(B)
⑩Ⅴ:後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り(E:新月面宙返り下り)Dスコア:6.2(E1 D5 C4)
Eスコア:8.250
得点:14.450
余談ですが、全日本選手権のサブ会場で「Ⅲ:カトウ(D:後ろ振り上がり脚上挙十字懸垂)~Ⅳ:ツカハラ3(D:脚上挙十字懸垂から引き上げ脚上挙支持)」の練習をしていたので、もしかしたら最初にその2技を入れてDスコアを6.3にするかも知れません。
Eスコア:8.250
得点:14.450
余談ですが、全日本選手権のサブ会場で「Ⅲ:カトウ(D:後ろ振り上がり脚上挙十字懸垂)~Ⅳ:ツカハラ3(D:脚上挙十字懸垂から引き上げ脚上挙支持)」の練習をしていたので、もしかしたら最初にその2技を入れてDスコアを6.3にするかも知れません。
○Ⅰ:け上がり支持(A)
①Ⅳ:中水平支持(D)
②Ⅲ:け上がり脚上挙十字懸垂(D:モリナリ)
③Ⅲ:タナカ(E:ホンマ脚上挙十字懸垂=輪の高さで前方屈身宙返り直接脚上挙十字懸垂)
④Ⅰ:ヤマワキ(C:前方かかえ込み2回宙返り懸垂)
⑤Ⅰ:屈身ヤマワキ(D:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン)
⑥Ⅱ:後ろ振り上がり倒立(C)
⑦Ⅱ:ほん転逆上がり倒立(C)
⑧Ⅰ:屈身グチョギー(D:後方屈身2回宙返り懸垂)
⑨Ⅰ:後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過(B)
⑩Ⅴ:後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り(E:新月面宙返り下り下り)
Dスコア:6.2(E2 D4 C3 B1)
Eスコア:8.500
得点:14.700
グチョギーを屈身にして0.1上げましたが、1回しか実施していないので、なんとも言えません。
#3 山室光史選手グチョギーを屈身にして0.1上げましたが、1回しか実施していないので、なんとも言えません。
①Ⅳ:後転中水平支持(F:ゆっくりと後方伸腕伸身逆上がり中水平支持)
②Ⅳ:ナカヤマ十字懸垂(D:背面水平懸垂経過十字懸垂)
③Ⅲ:後ろ振り上がり十字倒立(D)
④Ⅱ:後ろ振り上がり倒立(C)
⑤Ⅰ:屈身ヤマワキ(D:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン)
⑥Ⅲ:後ろ振り上がり中水平支持(E)
⑦Ⅲ:後ろ振り上がり上水平支持(D)
⑧Ⅳ:後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂(D:アザリアン)
⑨Ⅱ:ほん転逆上がり倒立(C)
⑩Ⅴ:後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(D:伸身ムーンサルト下り)
Dスコア:6.6(F1 E1 D6 C2)
Eスコア:8.700
得点:15.300下り技は「後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(F:伸身伸身月面宙返り下り)」で下りるのかはわかりません。
つり輪の合計Dスコア:19.0(加藤6.2、田中6.2、山室6.6)
つり輪の合計得点:44.450
つり輪で内村選手を休ませる作戦です。
「まだこのブログの管理人はつり輪で内村を休ませるとか言ってるのか。得点を考えれば内村だし、内村自身が6種目出るって言ってるだろ」という意見もあると思うので、僕が考えていることを二つ書きます。
1.中水平を二つ入れる構成に変えたことによって、疲れからか「ほん逆上がり倒立」の精度が落ちているように見える。
2.跳馬のリー・シャオペンに集中して欲しい。
ということを考えています。
1はそのままで、全日本個人総合選手権とNHK杯ではいつもの「ほん逆上がり倒立」ではないように見えたからです。
2はやはりヨー2のように「何も考えない状態」でリー・シャオペンを跳べる境地には至っていないのかなと思い、つり輪で休んでリー・シャオペンに備えて欲しいと思っています。
中国は46点を超える可能性が高く、つり輪で2点程度差を詰められる展開になると予想されます。
○Ⅰ:け上がり支持(A)
①Ⅳ:中水平支持(D)
①Ⅳ:中水平支持(D)
②Ⅲ:後ろ振り上がり中水平支持(E)
③Ⅳ:後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂(D:アザリアン)
③Ⅳ:後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂(D:アザリアン)
④Ⅰ:ヤマワキ(C:前方かかえ込み2回宙返り懸垂)
⑤Ⅰ:屈身ヤマワキ(D:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン)
⑤Ⅰ:屈身ヤマワキ(D:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン)
⑥Ⅲ:ホンマ十字懸垂(D:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂)
⑦Ⅱ:後ろ振り上がり倒立(C)
⑧Ⅱ:ほん転逆上がり倒立(C)
⑨Ⅰ:グチョギー(C:後方かかえ込み2回宙返り懸垂)
○Ⅰ:後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過(B)
⑩Ⅴ:後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(F:伸身新月面宙返り下り)
Dスコア:6.4(F1 E1 D4 C4)
Eスコア:8.600
得点:15.000
Dスコアは最高で6.8ありますが、Eスコアを考慮してか今年はこの6.4を実施しています。
つり輪で15点台を出せるかどうかは怪しいので、おそらく14.600~14.800くらいだと思います。
#2 劉洋(リュウ・ヤン)選手
#3 尤浩(ヨウ・ハオ)選手
Dスコアは最高で6.8ありますが、Eスコアを考慮してか今年はこの6.4を実施しています。
つり輪で15点台を出せるかどうかは怪しいので、おそらく14.600~14.800くらいだと思います。
#2 劉洋(リュウ・ヤン)選手
①Ⅳ:後転中水平支持(F:ゆっくりと後方伸腕伸身逆上がり中水平支持)
②Ⅳ:懸垂から伸腕伸身力十字倒立(E:バランディン2)
③Ⅰ:屈身ヤマワキ(D:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン)
④Ⅲ:ホンマ十字懸垂(D:輪の高さで前方屈身宙返り直接十字懸垂)
⑤Ⅳ:十字懸垂から伸腕伸身力十字倒立(E)
⑥Ⅲ:後ろ振り上がり上水平支持(D)
○Ⅰ:ヤマワキ(C:前方かかえ込み2回宙返り懸垂)
⑦Ⅲ:後ろ振り上がり中水平支持(E)
⑧Ⅳ:ナカヤマ十字懸垂(D:背面水平懸垂経過十字懸垂)
⑨Ⅱ:後ろ振り上がり倒立(C)
○Ⅰ:後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過(B)
⑩Ⅴ:後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(D:伸身ムーンサルト)
Dスコア:6.9(F1 E3 D5 C1)
Eスコア:9.250
得点:16.150
つり輪のみの出場になる劉洋(リュウ・ヤン)選手はおそらく15.800の上を出してくるのではないかと思います。Eスコア:9.250
得点:16.150
#3 尤浩(ヨウ・ハオ)選手
①Ⅳ:後転中水平支持(F:ゆっくりと後方伸腕伸身逆上がり中水平支持)
②Ⅲ:後ろ振り上がり中水平支持(E)
③Ⅳ:懸垂から伸腕伸身上水平支持(E:バランディン3)
④Ⅱ:ほん転逆上がり倒立(C)
⑤Ⅰ:伸身グチョギー(E:後方伸身2回宙返り懸垂=オニール)
⑥Ⅲ:リー・ニン2(支持後ろ振り出し、背面懸垂前振り上がり)脚前挙十字懸垂(D)
⑦Ⅳ:後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂(D:アザリアン)
⑧Ⅰ:屈身ヤマワキ(D:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン)
⑨Ⅱ:後ろ振り上がり倒立(C)
○Ⅰ:後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過(B)
⑩Ⅴ:後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(F:伸身新月面宙返り下り)
Dスコア:7.0(F2 E3 D3 C2)
Eスコア:8.550
得点:15.550
昨年の世界選手権では力技が強くなった印象を受けた尤浩(ヨウ・ハオ)選手ですが、今年はまた「あれ?」という印象でした。
しかし、中国選手権と世界選手権では別人のような演技をするのが特徴的とも言えるので、やはり五輪では力を発揮してくるのではないかと予想しています。
昨年の世界選手権では力技が強くなった印象を受けた尤浩(ヨウ・ハオ)選手ですが、今年はまた「あれ?」という印象でした。
しかし、中国選手権と世界選手権では別人のような演技をするのが特徴的とも言えるので、やはり五輪では力を発揮してくるのではないかと予想しています。
つり輪の合計得点:46.700
Dスコアの差は中国が1.3上回ります。
あまりつり輪が強いとは言えませんが、鄧書弟(デン・シュウディ)選手がさらにDスコアを上げる可能性は高いです。
コメント
コメント一覧 (6)
足せるとしたら、屈身グチョギーと後方車輪の間に抱え込みグチョギーを入れてくるとすれば、兄さんと同じような構成で自分的には胸熱です(^-^)
過去内村選手が全種目演技をした11,12,15年の世界、五輪の団体決勝では結果的にいずれも大きなミスが出てしまっています。
彼自身の口から「全種目気が抜けないのは相当大変です。」と出ているので、ノーミスを前提にチーム戦略とするには、内村選手にちょっと酷に思います。
(彼が望んで全種目やろうとしてるにしろ。)
ではどこで休んでもらうかというと、平行棒が考えられますが、やはりたんたらさん同様に、それはつり輪だと思いますね。
加藤選手に代わってもさほど得点は落ちないと思いますし、リシャオペンのこともあるので。
そうなんですね。その情報は知りませんでした。ありがとうございます!
それはかっこいいですね。ぜひ見たいです!!
賛同いただきありがとうございます!
ですよね。一応ポーズというか中国を騙すなら国内からという意味もあるのかなと受け取っています。
つり輪で休めると後半戦へ力をためられるかなと思います。
やはり個人的にもリーシャオペンが結構気になるんですよね。
個人的には平行棒から加藤選手→佑典選手→内村選手の流れで行って欲しいと思ってます。
山室さんに15.4 田中さんに15を出来れば出してほしいですね
加藤さんのEスコアが低いのはやはり宙返り技を多用するからなのでしょうか?
もし内村さんがつり輪で出るのなら15点出せると思いますか?
得点はその試合になってみないとわからないので僕はなんとも言えないです。
加藤選手のつり輪は宙返り技が多いからという理由ではないと思います。