2016ウインターカップ予選、ドネル・ウィッテンバーグ選手(アメリカ)の演技です。
■ゆか

①~②ロンダート~Ⅲ:後方伸身宙返り1回半ひねり(C)~Ⅱ:前方屈身2回宙返り(E) CVなし
③~④Ⅱ:前方伸身宙返り(B)+Ⅱ:前方屈身2回宙返り1/2ひねり(E) CV:0.1
⑤ロンダート~後転とび~Ⅲ:後方伸身2回宙返り2回ひねり(F:伸身新月面宙返り)
⑥Ⅰ:フェドルチェンコ(C:下向き(ロシアン)1080°転向)
⑦~⑧ロンダート~Ⅲ:後方伸身宙返り2回半ひねり(D)~Ⅱ:前方宙返り1回ひねり(C) CVなし
⑨ロンダート~Ⅳ:伸身トーマス(E:後ろとび1回半ひねり前方伸身宙返り転=コロブチンスキー) 
⑩ロンダート~後転とび~Ⅳ:後ろとび1/2ひねり前方屈身2回宙返り1/2ひねり(E)
Dスコア:6.7(F1 E4 D1 C3 B1 CV:0.1)
Eスコア:5.550
得点:12.250
最初の「後方伸身宙返り1回半ひねり(C)」からの組み合わせは「前方かかえ込み2回宙返り(D)」だったのを「前方屈身2回宙返り(E)」に難度を上げてきました。
さらに2コース目にはレア技の「前方屈身2回宙返り1/2ひねり(E)」を実施し、通せればD6.9の構成だったのではないかと思います。
2015世界選手権・団体決勝での失敗が影響したのか、グループⅠの「伸腕屈身力十字倒立(C)」 から「フェドルチェンコ(C)」に変更してきました。
 
■あん馬

①Ⅰ:正交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、下ろして正交差入れ支持(D:正セア倒立=リー・ニン)
②Ⅰ:逆交差1/4ひねり1ポメル上倒立経過、下ろして正交差入れ支持(D:逆セア倒立)
③Ⅱ:両ポメル上での横向き旋回(A) 
④Ⅳ:Eフロップ(E:1ポメル上で4フロップ:縦縦ループ→縦横ループ→横横でシュテクリB→横横でシュテクリB)
⑤Ⅳ:Dコンバイン(D:1ポメル上で2フロップから下向き(ロシアン)180°転向:横縦ループ→縦横ループ→下向き(ロシアン)180°転向)
⑥Ⅳ:ロス(D:下向き(ロシアン)360°転向しながら3/3部分移動)
⑦Ⅲ:縦向き旋回前移動3/3部分(D:1馬端~2ポメル~5馬端)
⑧Ⅲ:シバド移動(D:縦向き旋回後ろ移動3/3部分:1馬端~2ポメル~3あん部馬背~4ポメル~5馬端)
⑨Ⅳ:前移動dsB(ダイレクトシュテクリB)(B:縦向き正面支持からポメルへ移動し(1/3部分)、1ポメル上での縦向き背面支持を経て、下向きで1/4逆転向をして1ポメル上での横向き正面支持)
⑩Ⅴ:dsA(ダイレクトシュテクリA)倒立3/4(270°)ひねり3/3部分移動下り(D)
Dスコア:6.1(E1 D7 B1 A1)
Eスコア:8.100
得点:14.200

■つり輪

①Ⅳ:後転中水平支持(F:ゆっくりと後方伸腕伸身逆上がり中水平支持)
②Ⅳ:ナカヤマ脚前挙十字懸垂(D:背面水平懸垂経過脚前挙十字懸垂)
③Ⅳ:脚前挙十字懸垂から伸腕屈身上水平支持(D)
④Ⅰ:屈身ヤマワキ(D:前方屈身2回宙返り懸垂=ジョナサン)
⑤Ⅲ:後ろ振り上がり中水平支持(E)
⑥Ⅳ:後方伸腕伸身逆上がり十字懸垂(D:アザリアン)
⑦Ⅲ:後ろ振り上がり上水平支持(D)
⑧Ⅱ:ほん転逆上がり倒立(C)
⑨Ⅰ:後方車輪(ほん転逆上がり)倒立経過(B)
⑩Ⅴ:後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(F:伸身新月面宙返り)
Dスコア:6.7(F2 E1 D5 C1 B1)
Eスコア:8.700
得点:15.400

■跳馬

1-38:ドラグレスク(前転跳び前方かかえ込み2回宙返り1/2ひねり)
Dスコア:6.0
Eスコア:9.200
得点:15.200
 
■平行棒

①Ⅱ:後ろ振り上がり(腕支持)前方屈身宙返り支持(D:ホンマ、ソニック)
②Ⅳ:棒下宙返り1/2ひねり倒立(E)
③Ⅳ:シャルロ(E:棒下宙返り単棒縦向き倒立、静止1秒)
④Ⅳ:棒下宙返り倒立(D)
⑤Ⅱ:ドミトリエンコ(E:前振り上がり(腕支持)後方かかえ込み2回宙返り腕支持=腕支持からのモリスエ=アームモリスエ)
⑥Ⅲ:モイ(C:懸垂前振り上がり支持)
⑦Ⅰ:前方開脚5/4宙返り開脚抜き腕支持(D:爆弾カット)
⑧Ⅱ:ハラダ(D:前振り上がり(腕支持)後方かかえ込み宙返り1/2ひねり腕支持=アームライヘルト)
⑨Ⅲ:車輪ライヘルト(D:後方車輪から後方かかえ込み宙返り1/2ひねり腕支持)
⑩Ⅴ:前方かかえ込み2回宙返り下り1/2ひねり下り(F)
Dスコア:6.9(F1 E3 D5 C1)
Eスコア:7.550
得点:14.450
 
■鉄棒

①Ⅲ:懸垂振り出し倒立(A)
②Ⅱ:カッシーナ(G:バーを越えながら、後方伸身2回宙返り1回ひねり懸垂)
③Ⅱ:コールマン(F:バーを越えながら、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり懸垂)
④Ⅰ:ホップターン(C:後方とび車輪1回ひねり=クースト)
⑤Ⅲ:シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手(D) 
⑥Ⅳ:アドラー1回ひねり片逆手倒立(D:前方浮腰回転振り出し1回ひねり片逆手倒立)
⑦+Ⅱ:後ろ振り上がり伸身閉脚とび越し1/2ひねり懸垂(D:ヤマワキ=伸身コスミック) CV:0.1
⑧Ⅳ:アドラー1/2ひねり倒立(D:前方浮腰回転振り出し1/2ひねり倒立) 
⑨Ⅲ:シュタルダー(B:後方開脚浮腰回転倒立)
⑩Ⅴ:後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(E:伸身新月面宙返り下り=ワタナベ)
Dスコア:6.6(G1 F1 E1 D4 C1 B1 A1)
Eスコア:7.600
得点:14.200
ついにカッシーナとコールマンを取り入れた構成を試して来ました。 
春先の試合ということもあって「Ⅱ:ミュノーズ/ポッゾ(E:後ろ振り上がり伸身とび越し1回ひねり片大逆手懸垂後ろ振り上がり倒立)」を抜いてA難度を入れた構成になっているのだと思います。

合計Dスコア:39.0(ゆか6.7、あん馬6.1、つり輪6.7、跳馬6.0、平行棒6.9、鉄棒6.6)
合計Eスコア:46.700
合計得点:85.700
現時点での妄想ですが、リオ五輪では合計Dスコア:40.1(ゆか6.9、あん馬6.1、つり輪6.7、跳馬6.4、平行棒6.9、鉄棒7.1)の可能性もあるかなと思います。