世界選手権が開催されている期間に「北朝鮮 体操選手」という検索ワードが多かったので、北朝鮮選手の名前が付いている4技を紹介したいと思います。
①リ・ジョンソン(G:後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり)
ゆかのリ・ジョンソンです。内村航平選手や白井健三選手が実施したことから、日本ではカッシーナと同じくらいの知名度があるG難度技かと思います。

内村航平選手マーセル・ニューエン選手(ドイツ)ジャスティン・スプリングさん(アメリカ)スティーブン・レジェンドレ選手(アメリカ)オレグ・ベルニャエイフ選手(ウクライナ)白井健三選手などが実施しています。
白井健三選手オレグ・ベルニャイエフ選手(ウクライナ)はテンポ宙返り~リ・ジョンソンという驚異的な組み合わせの練習映像もあります。
ブラジル期待の若手のアンジェロ・アソンプソ選手も練習しています。

②リ・セグァン2(6.4:前転とび前方屈身2回宙返り1/2ひねり=屈身ドラグレスク)
2012年までは価値点が7.2、2013年から最高価値点の6.4になり、2014年の世界選手権後にリ・セグァン2の名前が付いた屈身ドラグレスクです。
着地を止めた実施が2回ありますので紹介します。
■2009グラスゴーW杯・予選

Dスコア:7.2
Eスコア:9.350
得点:16.550

■2009世界選手権・予選

Dスコア:7.2
Eスコア:9.600
得点:16.800
本家のリ・セグァン選手しか実施してないと思われますが、セルジオ・ササキ・ジュニオール選手(ブラジル)アンドリー・メドヴェージェフ選手(イスラエル)などの練習映像があります。

③リ・セグァン(側転とび1/4ひねり前方かかえ込み宙返り1/2ひねり後方かかえ込み宙返り=カサマツとび後方かかえ込み宙返り=カサマツ宙返り) 
2012年までは価値点が7.2、2013年から最高価値点の6.4になりました。

鈴田佳祐選手(1,2)、安里圭亮選手ドネル・ウィッテンバーグ選手(アメリカ)デニス・アブリャジン選手(ロシア)
などが実施しています。

採点規則では、リ・セグァンは「ツカハラとび後方かかえ込み宙返り1回ひねり」となっており、これは「側転とび1/4ひねり後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり」と言い換えることも出来ます。
ツカハラでの実施はトマ・ブエルさん(フランス)の練習映像があります。


④リ・チョルホン(E:前方開脚5/4宙返り開脚抜き支持経過懸垂) 
爆弾カットの支持経過懸垂です。
本家本元のリ・チョルホン選手の実施です。
 

Zhao Jianguo選手(中国)の実施です。


リ・チョルホンの動画のリンクはどちらもKa.Ki.さんが見つけてくださったものです。